数年前、アニメのコスプレをしたイメクラ(?)の体験記がウェブに載っていました。「アイドル声優-僕の童貞喪失」より笑いましたが、そのURL。ところでなんで童貞とか処女は「失う」ものなんでしょうか。なにか無くなってますかアレは。生まれ変わった、とかならわかるけど、、

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回答10件)

id:skiprunrun No.1

回答回数4ベストアンサー獲得回数0

ポイント1pt

いくつか説明できると思います。

<言葉の表現の問題>

「1回目」を過ぎたら、その次からは「2回目」「3回目」と続くので、もう「1回目」を創造するのは不可能です。

nameforhatenaさんのおっしゃる様に、「生まれ変わる」でもいいと思いますが、ただ「喪失」を使っているだけだと思います。

全ての「ゴール」が次への「スタート」地点だと考えたら理解しやすいと思います。

<はかなさ>

「喪失」「失う」という言葉を使って、はかなさを表現していると考えられます。

人間はセックスを学習・娯楽・逃避・快楽・繁栄などの対象にします。

動物と違い、繁栄のためだけにセックスをしていない人間は、それを「快楽」の対象としたときに、「エロチズム」を求めます。

エロチズムの中にはいわゆるSとMが存在し、「失う」「喪失」という言葉を使うことによって、被(こうむ)った、という表現をしていると考えられます。

URLはダミーです。

これはいつか、テレビの性教育でやっていたのを思い出して、文章にしてみました。

nameforhatenaさんの「無くなってますか?」の質問に直答すると、「フィジカルに無くなるものはありません。無くなるものは、“初回”です」

因みに、処女幕なんて幕はありません。

id:nameforhatena

面白い!あとでゆっくり読みます。

2003/09/03 15:43:03
id:caq No.2

回答回数34ベストアンサー獲得回数0

ポイント1pt

これって、なんの質問か良くわからないのですが多分アニコスイメクラ体験記のURLを探してくれって事なんだろうと思うけども・・・

喪失というのは、まんま対象がなくなるということです。無くなっているのは童貞という属性ですね。やる気を失くすといっても、なにか無くなってるわけではないのと同じです。形あるものではないです。普段、形あるものは無くす、亡くすと書きますが、形のないものは失うと表現することが多いですね。どっちもそんなに変わんないですけど。

記憶を失う。思い出を失う。無垢な心を失うとも言いますな。でもそれって世間ずれしただけで失ったというよりも汚れたって感じですね。でも喪失と表現します。

・・・ああでも処女膜はなくなってんのかなあ

id:nameforhatena

じゃあ、失って喪失して生まれ変わって汚れて世間ズレして大人になることって皆一緒?(バカ

前のご解答にありますが、処女膜ってないそうですよ。膣口が狭くなっている場所が裂傷を負うことはあるらしい。聞いた話ではよく運動をする女性などは初体験時も出血がないことがあるとかです

2003/09/03 15:44:58
id:mormusu No.3

回答回数1386ベストアンサー獲得回数8

ポイント1pt

http://www.hatena.ne.jp/1062540170

数年前、アニメのコスプレをしたイメクラ(?)の体験記がウェブに載っていました。「アイドル声優-僕の童貞喪失」より笑いましたが、そのURL。ところでなんで童貞とか処女.. - 人力検索はてな

URLはダミーです。

ここは、子供も見ます。

後半の質問は、はてな違反です。

id:nameforhatena

はてな違反、、おれはそうは思いません。性的興奮を誘うことが目的ではありませんので。むしろ前半のほうが問題では?いわゆるフーゾクの体験記を見つけて欲しいということですから。

2003/09/03 15:46:23
id:blackant No.4

回答回数30ベストアンサー獲得回数0

ポイント1pt

>L.フロイスの『ヨーロッパ文化と日本文化』のなかに、「ヨーロッパでは未婚の女の最高の栄誉と貴さは貞操であり、またその純潔が犯されない貞潔さである。日本の女は処女の純潔を少しも重んじない。それを欠いていても名誉も失わなければ結婚もできる」(中略)などの記述が見られるが、戦国時代だけでなく、はるか奈良平安の昔から明治の初期に至るまで、日本人は性に関してかなりおおらかだったらしい。処女などは尊重されないばかりか、「男とまだ性交をしたことがない」という意味での「処女」という概念そのものがなかったらしい。(以下略)

>意外に思われるかも知れませんが、童貞喪失の定義については、第2次世界大戦中までは世界どの国においても極めて曖昧なものでした。それは誰もそんなことを気にしていなかったからであります。(以下略)

というわけで、性の概念や価値は時代とともに移り変わるようですね。

本題から外れるので、ポイントはなくてもいいです。

id:nameforhatena

大変面白いです。適切な検索をなさったかと思います。類ネットって名前が面白いですねってここ見たことあるな。

蛇足ですが、私見に因れば、「ポイントはいりません」と注釈のついている解答ほどおれは面白いし読む価値があるし、その人の個性が表れていると思います。

あなたの質問履歴を拝見しました。多種多様な方面にご関心があるようですね。あなたのことはほとんどわかりませんが、勝手に推察すれば年若い学生さんでいらっしゃる。がんばれ!おれはがんばれませんでした。

学生時代というのは長い辛い人生においてほとんど唯一といって良いほど何をしても世間が許してくれる宝石のように貴重な数年間です。たのしんでください。

またね

2003/09/03 15:50:45
id:finalvent No.5

回答回数321ベストアンサー獲得回数1

ポイント1pt

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4576010212/hatena-q-22

Amazon.co.jp: アイドル声優―僕の童貞喪失 (マドンナメイト文庫): 睦月 影郎: 本

前半用、参考。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166603167/hatena-q-22

Amazon.co.jp: 日本の童貞 (文春新書): 渋谷 知美: 本

後半用、参考。

id:nameforhatena

ご解答ありがとう。前者はともかく、後者はおもしろそうな本ですね。おれのセカンド童貞を捧げる方は決まってますが、相手がそんなモンいらんといいそうだよ母さん!

後者、リンクをたどっていきましたらhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/cm/member-reviews/-/A...という方がヒットしました。この人も雑多で広範囲な興味をお持ちで、、また、相変わらずやまがたさんは効率よくベスト50レビューアでいらっしゃる。このひとすごいんですよ、レビューの投稿あたりの獲得ポイントがとても高い。さすがおれの油断ならない親友、SuCa君のおともだちだけはあるなあー

たいへんどうもありがとう、そっけない記述だけれどもおれにはフィットしました。

2003/09/03 17:13:46
id:RedWood No.6

回答回数1ベストアンサー獲得回数0

ポイント1pt

後者の回答がメインになってるみたいなので場違いっぽいですけど(^^;)、一応前者の回答です。

これかな? (オリジナルが消えちゃってるので Internet Archiveですけど ^^;)

回答しておいてなんですが、もしこれだったとしても、中身がほとんどアーカイブされてないみたいなのでポイント不要です。

お邪魔しました。

id:nameforhatena

せっかくご解答いただきましたが、確認できませんでした、、んー、、俺が見たときは普通のアニメ/同人ぽいデザインで、隠しリンクっぽいところをクリックするとでーんと開陳されていました。

ポイントについては悩ましいです。ゆっくり考えます。どうもありがとう。

2003/09/03 17:33:45
id:kiichigo No.7

回答回数167ベストアンサー獲得回数0

ポイント1pt

何かを得るというのは、何かを失うことなのです。

知れば知るほど、知らないことが増えるように。

id:nameforhatena

ふふ、哲学問答ですか。好きです

・コイガールマジックで服を買えば金が減ります。勝利を得れば敗北を失います。結婚すれば独身生活を失う。理の当然ですが、なにがおっしゃりたいのでしょうか。

・知れば知るほど〜、というのはおそらく謙遜であり自戒です。よって第一行とは意味が違います。私見に因れば精神科医と政治家と詐欺師はその手のすり替えが得意ですが、、あなたは?

えーと、、再回答できますよね。あなたが俺を説得しきればポイントをダーンと差し上げますし、おれの管理するml、加入しているml、掲示板にその旨大書しましょう。

2003/09/03 19:56:11
id:kiichigo No.8

回答回数167ベストアンサー獲得回数0

ポイント1pt

0と1の差が、1と2の差と違う点は、有るか無いかにわけられる点です。

他のどんな数よりも零が貴重なのは、唯一無を表すからです。

よって、性交経験が零とは貴重であり惜しむべき存在であるので「失う」と表するのです。

ほんとうに無知な者は、己の無知さ加減すらも知らないのです。

>私見に因れば精神科医と政治家と詐欺師

>はその手のすり替えが得意ですが、、

>あなたは?

私?私は貴重な人間です。

id:nameforhatena

性行為の意味や価値を解釈理解するにあたって、回数をもってするということにおれは同意していません。

2003/09/04 04:25:42
id:IRONGIANT No.9

回答回数8ベストアンサー獲得回数0

ポイント1pt

こちらは過去の事を余り鮮明に覚えている方ではないのですが、最近童貞を失ったオタクな知り合いが言う処によると、経験以降は性的な妄想からファンタジー的な物が希薄になったとの事です。

彼に言わせると、経験者の性的妄想は現実に則っているが、未経験者のそれは非常に幻想的で現実に囚われない自由な発想に基づく物らしいです。

ですので、童貞と共に失われるのは異性や性行為に対する「自由な妄想力」なのかもしれません。

尤も、上記のサイトでは、性行為経験後も妄想力を失わない「D.T.」と言う新しい概念も紹介されていますけれど。

少しは何かの御参考になれば幸いです。

id:nameforhatena

なんかちょっと微妙にあれですが、サイトは面白かったです。ありがとう。

2003/09/05 17:15:54
id:opponent No.10

回答回数1876ベストアンサー獲得回数7

ポイント121pt

http://www.alc.co.jp/

地球人ネットワークを創るアルク:スペースアルク

 まず、こちらで ”virginity” をお引きになれば用例が出て参ります。

lose one’s virginity at a very young age とても[かなり]若い時に[年で]処女[童貞]を失う

give one’s virginity to 〜に処女を捧げる

deprived of one’s virginity, be 処女を奪われる、純潔を奪われる

get rid of one’s virginity 処女を捨てる

hold onto one’s virginity あくまで純潔を守る

keep one’s virginity 童貞を守る

lose one’s virginity 処女を失う

physical virginity 肉体的処女性

preserve one’s virginity 童貞を守る

respect someone’s virginity (人)の処女性を尊重する

rob a girl of her virginity 処女を奪う

secondary virginity 第二次処女性

take a girl’s virginity 女を傷物にする

white rose of virginity 白バラのような清浄

young woman’s virginity 若い女性の純潔

 日本語訳では「処女」「童貞」と名詞扱いしていますが、英語における ”virginity” のニュアンスを尊重すれば、「処女性」ないし「純潔」という意味ですね。

 ですから、「失う」「奪う」「守る」「捨てる」のは、あくまでも「処女性」という「性質」でしかありません。

(Kokusai junior-900330): 『赤ずきん』の童話 −ヴァリエーションとパロディの世界− 

〔3〕「赤ずきん」の話に見られる深層構造   −象徴について−

<お婆さんの存在>

【赤ずきんのお母さんは、決して森の中に住んでいるお婆さんに会いに行きたくはなかったのではないだろうか。危険を承知の上で、娘を一人で派遣したのだろう。赤ずきんとお婆さんに親しくなってほしくなかったにちがいない。なぜならたった一人深い森の中に追いやってしまったのだから。】

【「瓶をこわすな」等の母の戒めを性の危険および処女性の喪失に対する警戒ととる解釈の他に、母親が娘に、お婆さんとはあまり親しくなるなと言いたかったのではないかと考えられる。】

3. イメージの変容と変奏(続き)@ 映写室 1アニメ(

)>「押井アニメにおける映像テーマの変奏と展開 」

【少女が抱く卵が子宮の象徴だとして,その卵が孵るのかどうか考えてみると,少女が少女のままでいる限りは、彼女が母親になれるはずもなく、彼女が抱く卵が孵ることはありえないわけです。青年に卵を割られるというのは彼女の処女性の喪失を意味し、少女は女になる。しかし卵を失った少女は、もはや卵の母親になることはできません。】

ジャンヌダルク リュック・ベッソン監督

【人を殺めることの戦慄と快感から抜け出せなくなる聖少女・・・フランス人に見られたら石を投げられるでしょう(笑)。小説を書く動機として一番強いものは「批判精神」だと思っています。この人は嫌いだ、間違ってると思うからそれを伝えたくてあえて逆のストーリィを作る、それもアリなんじゃないかと。だから狂気にとり付かせるか、恋に堕とすか、どちらかにしようと思って。ただ「処女性の喪失」だけはどうしても避けたかったので(『ジャンヌ・ダルク暗殺』ネタバレ感想参照)、恋をさせるにしてもプラトニックに、「戦どころじゃないのよ」っていう馬鹿な女を演出するのもいいかな、と(どっちにしてもフランス人に殺されます)。】

「処女性」について (1999.2.3)

【「処女性」が重要でないのなら幼女への強制猥褻の罪は半減する。軽い罪になるでせうね。私は極めて重罪だと認識する。なぜなら「処女性」が極めて重要な人格権、すなわち基本的人権に係わる事柄だからです。

 私が尊重する「処女性」とは、自我によって守られる処女というもので、幼女のそれではない。】

 ――つまり基本的人権に関わる自我という人格上の問題というべきものですね。ただこれは近代的(ないし現代的)自我であって、このような認識は以前には存在しなかったものだと思われます。

【若者と性】

【日本の村落社会では,今日ではほぼ消滅しているが少なくとも第二次世界大戦前まではほぼ全国的に若者宿(寝宿・泊り宿)が存在し,15歳前後で元服祝い・烏帽子祝い・兵児祝いなどの成人儀礼を終えた若者は結婚までの期間,夜間は若者宿に宿泊する習慣があった。同時に,地方によってはその衰退の時期は若者宿より早いが,娘宿が存在したところもある。若者宿は一つには年長者から農漁業の技術や神楽など伝統芸能を習得する場であったが,その最大の機能は配偶者をみいだすための機関であった。といってけっして男女の乱行の場ではなく,若者による一定の掟が定められ,それに従いながら秩序が保たれた。若者宿での生活期間中に娘仲間との交渉をもったり,よばいの習慣を通して,しだいに特定の相手との恋愛関係を樹立し,自己の意志により配偶者を選択したのである。】

【婚姻と性】

【庶民の結婚は以上のように村内婚・恋愛婚・婿人り婚が主体を占めていたが,近世以降の武家社会においては,その社会を支えた家父長制の家族原理,そしてその根幹となった儒教思想の浸透により,村外婚・嫁入り婚・見合い婚が普及し,その形式はしだいに庶民社会にも及んだ。その結果,とくに女性の側には処女性や貞淑であることが要求され,性に対する意識は大きく変化した。】

 ――このように「処女性」の概念がなかったか、あったとしてもほとんど価値を持たない時代から、家父長制あるいは儒教思想の浸透によって「処女性や貞淑」の意識が生じたわけです。

 現代社会においては、欧州・北米・中央アフリカあたりは、もはや ”virginity” など何の価値もありません。欧州では未婚の母の割合は日本では考えられないほど増えていますし、北米ではシリアル・モノガミー――、

asahi.com : MYTOWN : USA: アメリカが分かる「文化人類学」

【*一夫一婦制は4世紀ごろローマン・カトリックが教会財産の拡大を目的に打ち出した制度で、必ずしも人間社会の普遍の原則とは言えない。(同制度では夫婦に嫡出子がいない場合、彼らの死後、その財産は教区に帰属することになっていた。)近年のアメリカでは結婚、離婚、再婚、再再婚が普通となり、いわばシリアル・モノガミー(連続した一夫一婦制)とでもいう状況になりつつある。】

――が普通になっていますからね。一方、儒教の影響が残っている韓国や、ムスリム(イスラム教圏)ではいまもなお ”virginity” が強固に尊重されていると言われています。

 ちなみに、「処女」は女性に限りますが、「童貞」は男女ともに使われます。特にキリスト教では「童貞マリア」とも呼びます。

Queen Elizabeth I - ME

【エリザベスが王位についたのは25歳の時で、以後44年間、69歳まで女王として君臨しました。一生独身を貫いたため the Virgin Queen と呼ばれていましたが、彼女が結婚しなかったのは、幼少時代から結婚と離婚を繰り返し、自分の母とまま母を処刑してしまった父王の姿や、政治の道具としての結婚の空しさを感じていたからだと言われています。】

http://www.wikipedia.org/wiki/Elizabeth_I_of_England

Elizabeth I of England - Wikipedia, the free encyclopedia

 ここでの ”Virgin” は「結婚しなかった」程度の意味にすぎず、エリザベスにはロバート・ダドリーなど愛人が何人かいたようです。けれどもバージニア州などの名前の由来になっています。

http://www.bartleby.com/59/16/virginia.html

Bartleby.com: Great Books Online -- Quotes, Poems, Novels, Classics and hundreds more

Virginia. The New Dictionary of Cultural Literacy, Third Edition. 2002

 ’Named for Queen Elizabeth I, the “Virgin Queen.”’

Mainichi INTERACTIVE くらし・娯楽 映画のページ: 女性の視点で性を描き続ける 「処女」のカトリーヌ・ブレイヤ監督

【「性のアイデンティティーは男女それぞれ違う。これまで映画で描かれてきた女性は、あくまで男性の目から見た女性にすぎない。だからこそ映像作家として、女性をどう描くかに新しさを感じる」。過激な映像とは異なり、穏やかに話す。】

【監督は反論する。「私の映画は、エロチシズムを喚起させるためのものではなくて、性のアイデンティティを喚起させるもの。人間は感情があるからそういう見方をしてしまう。動物たちの性行為を撮っても、卑猥とは見ないし、そう表現しない。愛情とか感情とかが絡み合うことはエロチックかもしれないけれども、卑猥というのとは違う」 】

【ブレイヤ監督はこの作品で、処女とはどういうもので、これを突破するというのは、どういう意味があるか。処女をなくすというのはどういうことかを描く。「一番最初の性行というのは、誰にでもある。男の子は行為自体が重要だが、女性は違う。処女を突破するということには社会的な意味も付いてくる。けれども、女性は失ったら失ったらで、別の社会通念に縛られることになる」と男性と女性の状況の違いを強調する。】

 いろいろ引用してきましたが、結局のところ、「処女性」というのは、個人のアイデンティティに関わる問題となりますね。しかも、これは社会上の概念でしかない。つまり「処女性」の概念は、歴史的・宗教的・文化的な価値観によって捉え方が異なってくるといえるでしょう。

 さらに現代では、個々人それぞれが別の捉え方をしても、特に不思議だとは言えない状況が現出しつつあります。家父長制や儒教思想はもうほとんど残っていませんからね。

DVDアルファルファ インタビュー: 第26回(2003.3.20)ロキサーヌ・メスキダ(『処女』の主演女優)二ページ目。

Q:日本とフランスにおいて、処女という概念はどのように違うと思われますか?

【フランスのような開放的な自由な国でも、処女の喪失というテーマはタブーで取り上げられることはあまりないわね。だから、若い女の子がそのことについて誰かに相談するという雰囲気はないわけ。そういったことで悩んでいた私の一番の親友である女の子が、この映画を見て勇気づけられたというのを聞いて、とてもうれしかった。】

 とはいえ、フランスはカトリックの国ですから宗教的禁忌の程度はドイツなどに比べると強いといえます。

マタイによる福音書 20

【このすべてのことが起こったのは、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。】(一・二二〜二三)

【この予言の新共同訳が「おとめ」と訳している語は、ヘブライ語聖書では《アルマー》という語で、これは既婚と未婚を問わず結婚適齢期の女性を指します。未婚女性を指す《ベツラー》ではないので、他のギリシャ語訳聖書は「若い女」と訳していますが、七十人訳ギリシャ語聖書は処女という意味をも含む《パルテノス》という訳語を用いていますので、マタイは自分が用いる処女懐妊の伝承の聖書証言に最適だとしてこの訳を使ったと見られます。】

処女降誕か私生児か

一、 聖書学の立場からの批判

【「処女降誕」説が歴史的事実でないとして批判される最も重要な、そして説得力のある根拠は、聖書学の立場からのものです。

 新約聖書の中には、「処女降誕」という言葉自体は出てきません。それは、初代教会の神学者たちによって作られた神学用語です。そして、「処女降誕」の根拠とされる新約聖書の記事は、マタイ一:十八〜二十一とルカ一:二十六〜三十八の二箇所だけです。マルコやヨハネの福音書にも、パウロの書簡集の中にも、「処女降誕」に関する内容は述べられていません。特に、パウロのガラテヤの信徒への手紙の「しかし、時が満ちると、神は、その御子を女から、しかも律法のもとに生まれたものとしてお遣わしになりました」(四・四)という言葉は、パウロが処女降誕を認めていなかったことを示す言葉と言えます。それは、もしパウロが、「処女降誕」について知っており、また「処女降誕」を信じていたなら、決して「女から」とは書かず、「処女から」と書くか、イエスの奇跡的な誕生に関する何らかの表現を使ったはずだからです。このパウロの言葉は、マタイやルカの福音書よりも先に書かれたので、このことは、上のこととともに「処女降誕」物語が、後に創作され付け加えられたことの根拠とされています。】

【さらに、「処女降誕」を証明する預言であると考えられてきた旧約聖書のイザヤ書七:十四「見よ、処女(おとめ)が身ごもって、男の子を産みその名をインマヌエルと呼ぶ」という言葉も、現代の聖書学者たちによって、メシアの誕生を預言する言葉ではないことが一般的に認められています。ここで「処女(おとめ)」と訳されている「アルマー」というヘブライ語は、必ずしも「処女」を意味せず、「若い女性」という広い意味を持っています。それが、ギリシャ語訳聖書に訳されたときに、ギリシャ語の「処女」を意味する言葉、「パルテノス」に訳されてしまったのです。いわば、誤訳です。】

http://www.wikipedia.org/wiki/Virgin_birth_%28arguments%29

Virgin birth of Jesus - Wikipedia, the free encyclopedia

Virgin birth (arguments) - Wikipedia

【There are two important words in Hebrew that can be translated into English as ”virgin”, bethulah, and `almah. Isaiah uses `almah, and so Christians have tried to demonstrate that the word unambiguously means ”virgin”, while their opponents, Jewish and otherwise, have tried to demonstrate that the word means simply ”young woman”, without any necessary connotation of virginity. 】

【bethulah is accepted in modern Hebrew usage as the characteristic Hebrew word for virgin, although it is also seems to be used in the Hebrew Bible to refer to women who have had sex but who cannot conceive.】

処女懐胎→

【マタイ伝では天使の告げる言葉が、ギリシア語である七十人訳のイザヤ書からそのまま引用されている。即ち、「見よ、乙女が身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる」(マタイ伝 1:23、イザヤ書 7:14)。この箇所の「乙女」は「若い娘」の「誤訳」であるといった話が、キリスト教を揶揄する際に好んで口にされているようだが、問題はそれ程単純ではない。】

【そもそも七十人訳は、キリスト教の生まれる以前の紀元前3世紀から前2世紀にかけての翻訳作業であって、キリスト教とは関係が無い。また、該当箇所のヘブライ語アルマー alma には、「若い娘」と「乙女」両方の意味があり、これは解釈の問題であって「誤訳」ではない(実際、ヘブライ原典から訳された新共同訳は「おとめ」を採用している)。】

泡沫録2003-07

七月十四日

【図書館本の続き。ドゥブルーの『女性と神話』は、ギリシアの女神たちの豊富な考察。「ヘラの処女回復」の章では処女と訳されることの多いパルテノスの語が、処女を意味せず、子供を生んでいない女性にすぎないことを示す。そもそも処女という概念が古代にはないのだ。】

 パルテノス(parthenos)という言葉は、古代(紀元前四世紀よりもはるか以前)には、単に「子供を生んでいない女性」という意味でした(紀元前四世紀になると、すでに処女という意味が含まれていたのは確実ですが)。

 アルマー(`almah)というヘブライ語は若い娘(young woman)という意味。これを七十人訳ギリシア語聖書(紀元前百年ごろに成文として成立)がパルテノスと訳してしまった。これが原因となって処女懐胎=「童貞マリア」伝説の下地となった形跡があります。「乙女」説もあるようですが、少なくとも未婚女性を指すベツラー(bethulah)ではなかったんです。

 以上、古代へと話が横道にそれましたが、「処女という概念」がなかった時代(たとえば古代ギリシア)も実際にあったということです。

 だとすれば、やはり「処女性」というのは、社会通念上の概念と考えなければならないでしょう。

 したがって、最初に戻りますが、「処女性」を「失う」「奪う」「守る」「捨てる」と表現したとき、その意味内容は、社会通念上、すなわち歴史的・宗教的・文化的な価値観に基づく概念上の「処女性」に規定され、そして依存するといえます。

 実際、日本古代の妻問い婚(通い婚)は貴族階級のものでしたし、中世の若者宿は庶民のものでした。どちらにおいても、「処女性」を「失う」「奪う」「守る」「捨てる」という表現する場面は少なかったと思われます。

 「処女性」を「失う」という表現は、もはや家父長制や儒教思想の残滓で、家父長制の時代と比べると、その意味する内容も「軽い」表現になりはてていますので、今後さらに内容が変化・変質していくでしょう。

参考:

http://www.wikipedia.org/wiki/Virgin

Virginity - Wikipedia, the free encyclopedia

Virgin - Wikipedia

id:nameforhatena

うわぁい。またくわしくいろいろと、、最後の三パラグラフのためによくぞそこまで調べまくりますね。おれのとらない論述スタイルだ、、なるほど、事実をして語らしめよですか。そこまで調べ上げるのにどれくらいかかりましたか?あなたは検索プロではないと謙遜しておられましたが、、

ところで、あのう、そちらの履歴を拝見しました。法学学徒でいらっしゃるようですか? 緊急避難で、失われてよい価値に人命が含みえるか関心があるのですが、、http://www.hatena.ne.jp/1062498154

もう一度質問しなおしたら答えていただけるのかしら。。んー? zero@seaple.icc.ne.jpまでご一報いただくか、おれ日記書いているのでそこにコメントいただくかできませんでしょうか。

宜しくお願いします。

2003/09/06 08:59:40
  • id:opponent
    「数年前、アニメの……」関連へ、コメント

     高ポイントありがとうございます。これだけいただきながら、何のコメントも書かないのでは申し訳ありませんので、ひとこと。

    >うわぁい。またくわしくいろいろと、、最後の三パラグラフのためによくぞそこまで調べまくりますね。おれのとらない論述スタイルだ、、なるほど、事実をして語らしめよですか。そこまで調べ上げるのにどれくらいかかりましたか?

     検索にかかった時間は……不明です……。というのも検索中に興味あるページが出てきたら、ご質問の回答そっちのけで読み耽ったり、リンクをたどってネットサーフィンをしておりますので。これが面白くて、はてなの回答者をやっているようなものですし……。

     今回のご質問に関する検索の方針は、フェミニズム関連の論客による「処女性」に関するまとまった文章がどれだけ見つかるか、に興味があり、その線から検索を始めたという経緯がありました。また blackant さまのご回答にも食指をそそられたし、「はてな違反」だという回答にも反発を感じたというのもあります(「違反」になるかどうかは、質問に対する回答にもよるからです)。

     それと、半ば知っていた「処女懐胎」の疑義説にどうつながるかにも関心がありました。

     フェミニズム論客のみなさんは、インターネットでメールしかお使いにならないらしく、収穫はありませんでしたが回答にその痕跡は残っています。赤ずきんちゃんのお話と、リュック・ベッソン監督、映画『エリザベス』、それにカトリーヌ・ブレイヤ監督などですね。この程度しか出てこず、ちょっと残念でした。もっと探せば見つかりそうな感触はありましたが、三十分程度検索して役に立つ文献は出てきませんでしたので、今回は断念しました。

     聖書関連ではかなり深入りして調べましたよ、それはもう。それでも聖書関連だけで一時間程度かな? でも、Wikipedia から外部リンクをたどったり、ブリタニカ百科事典サイトをうろうろすることによって、関連の検索ディレクトリや七十人訳聖書専門の学者(のサイトやページ)が何人も見つかったり、収穫はたくさんありました。ドゥブルーの『女性と神話』も面白い発見でした。ドゥブルー関連でたくさん文章を読め、楽しく、充実した検索ができました。

     むしろ、これだけの長さの回答を書く場合には、検索した時間より集まった URL を読み、並べ替えて回答を書く作業に手間取ります。ただ、ほとんどの回答にコメントをおつけになる nameforhatena さまへの回答ですから、文章を書くのはそれほど苦痛(何のコメントも書かずに終了される質問者に対し、長い回答を書くのは苦痛です)にはなりませんでした。

    >あなたは検索プロではないと謙遜しておられましたが、、

     もちろんプロではありませんし、これは謙遜でもありません。この程度の検索力で食べていけるはずはありませんもの。

    >そちらの履歴を拝見しました。法学学徒でいらっしゃるようですか?

     趣味範囲で関心のある領域を調べたり読んだりしているだけですが、とりあえず模範六法や若干の文献も持っていて、判例などを読み込んだりすることもありますから、学徒、といえなくもないでしょうけれど。

    >緊急避難で、失われてよい価値に人命が含みえるか関心があるのですが、、http://www.hatena.ne.jp/1062498154

     はい、存じております。

    >もう一度質問しなおしたら答えていただけるのかしら。。んー?

     再質問なさる必要は毛頭ありません。お答えしていないのは、単にこれまでの検索で、まだ見つかっていないからです。

     お尋ねは「判例」ですよね? 図書館に行けば一発で見つかるんでしょうけれど……。また、海外の判例や、それに関する文献は、そのテーマで書かれている書籍の参考文献一覧からすぐに見つかるだろうし、ということでなかなか検索に熱意がこもらなかった、という事情もありました。

     食指が動くような、何か興味を惹かれる分野に隣接していれば、もっと熱心に検索しているでしょうけれど……考えてみます……。
  • id:nameforhatena
    opponentさんに伺います

    nameforhatenaです。

    どこが一言じゃ、いや俺の一言と彼/彼女のそれは定義が違うのじゃい、とボケ突っ込みをかましながらニコニコ拝読しました。質問一発、

    「食指が動くような、何か興味を惹かれる分野

    てどこでしょう。二言ほどお願い致したく思います。
    http//wani.net
  • id:opponent
    Re:opponentさんに伺います

    >「食指が動くような、何か興味を惹かれる分野
    について。


    ■一言目

     正直言ってどの分野に興味を惹かれるのか、自分でもよくわかっていないと思います。強いて言えば、はてなでの回答のうち長文(引用を除く地の文)でお答えした回答の分野、ということになるでしょうか。日常的に関心を惹かれている分野については、あらかじめブックマーク集ができていて、そういう分野に関しては手がかりがたくさんありますので、ちょっと調べてみようという気にさせられる傾向は、あると思います。(*1)

     ただ、質問の文言や内容によって「検索してみようかな」という気になるかどうか、確たることは言い切れない感じがありますね。また、質問を読んだ時の気分にも左右されているかもしれません。(*2)


     この投稿のもとになったご質問、「数年前、アニメのコスプレをしたイメクラ( ・・」に即して言えば――、

    *1)
    【今回のご質問に関する検索の方針は、フェミニズム関連の論客による「処女性」に関するまとまった文章がどれだけ見つかるか、に興味があり、その線から検索を始めたという経緯がありました。】
    【それと、半ば知っていた「処女懐胎」の疑義説にどうつながるかにも関心がありました。】
    ――と書きましたように、フェミニズムと聖書学の二つの分野に関心があったことは明らかだと思います。
    *2)
    【また blackant さまのご回答にも食指をそそられたし、「はてな違反」だという回答にも反発を感じたというのもあります】
    ――という部分には、回答を読んだ時の気分に左右されている、といえるのではないでしょうか? これらの回答と、それに対する nameforhatena さまのコメントを読んでいなければ回答しなかったでしょう。


    ■二言目

     【興味を惹かれる分野に隣接していれば】と書きました。この「隣接」という部分が、「検索してみよう」という動機になっているような気がします、あとになって考えれば……ですが。

     一言目にも書きましたが、「興味を惹かれる分野」に関しては、すでに手元にブックマークがたくさんあるわけです。それに隣接する(近傍の)分野であれば、なおさら関心を持ってしまうのは当然のことだと思うんだけど、どうでしょうか?

     そんな場合、興味分野の視点から検索語を設定したりしますので、ほかの回答者とは違った検索結果が出てくる場合が多くなるだろうし、わたくしの回答に独特なものがままみられるのは、そういった検索方法によるのだと思います。
  • id:nameforhatena
    :opponentさんに伺います:いままでは前置き


    こんばんは、2ちゃんねるがとつぜん「リファラをおしえろ」とかいって書き込み拒否するようになってしまい、設定もソフトもこちら変えていないのに不思議だなあと思っている松田でございます。

    最後の質問です。

    >あらかじめブックマーク集ができていて
    >手元にブックマーク集があるわけです

    洗いざらい教えてください。あなたの視点で分類・関連付けされているとなおよし、その分類・関連付けに決定した方針、哲学、価値観などについて述べてあるとなおよし、「あなたにとって世界とは何か、あなたは世界とどう対していくおつもりか、あなたとあなた以外の任意の人物(1名以上100億人未満)と世界ついての認識にズレが生じたらいったいどういう方針をたてどういう手続きを経てどう対処なさるといま考えているかお答えいただければなおさらよし。

    2000ポイントくらい差し上げますyo!
  • id:opponent
    Re::opponentさんに伺います:いままでは前置き

    >>あらかじめブックマーク集ができていて
    >>手元にブックマーク集があるわけです
    >
    >洗いざらい教えてください。


     残念ながら、ご要望に応えることはできません。

     私的なブックマーク集であり、わたくしのプライヴァシーに属するものだと考えておりますので。ごめんねぇー。
  • id:nameforhatena
    珍しい、、

    opponentさんにしては瑕疵のある言い方ですね。でも、、ブックマーク集を非公開にするとどういうよいことがあるのでしょうか? たとえば
    おれは住所指名年齢病歴経歴を公開してネット活動をしています。これは「それらをばらすぞ」というような攻撃をあらかじめ無効にするという効果があります。デメリットはほんとうに感じたことがありません。べつに特段スパムがふえたとも思えませんし、、

    また、オープンソース運動というものがありますね。あれは従来非公開にするのが当然であったプログラムのソースコードを公開してしまうものです。なにが嬉しいかというと他の人の成果が見られるということ。

    またこんなメールを書いたことがあります。

    > ・担当者の個人的な仕掛けが担当者レベルで終わっていたら、
    > そうだな、端的には人類全体の知見が増えない。個人の
    > 創意工夫をシステム(これは超広義ね)に移していく(=情報を
    > 属人的なものでなくする)から、そこから他の第三者が学ぶことが
    > できる形に創意工夫が形態変換される。ミームですなこりゃ

    (http://slashdot.jp/journal.pl?op=display&uid=12869&id=153340)

    あなたの知的営為は公開されなければあなた一人の財産で終わります。公開すれば、例によって大げさ話ですが人類全体の向上のためになります。

    もちろん、あなたの恥ずかしいというような気持ちがあるとすれば、それはわかりますよ。なんだろうな、一昔前までは俺はアダルトビデオやロ本を自分が見ており読んでいるという事を公然と認めることができませんでしたから、、
  • id:opponent
    Re:珍しい、、

    >洗いざらい教えてください。
    by nameforhatena @ 3055 :opponentさんに伺います:いままでは前置き

     この「洗いざらい」がネックになっています。

     現在、数千いや一万を超えると思われる(数えてみたこともないのでもっと多いかもしれない)ブックマークを複数のオンラインブックマークサービスで分散管理しています。管理というより、おや、と思ったら即座にブックマークフォルダに放り込んでいるというのが実状です。当然、中にはプライベートのものも含まれています。

    http://www.kototone.jp/hon/librarian/privacy01.html
    ライブラリアンへの道

    貸出履歴とプライバシー
    【わたしは、人に知られて恥じる本など読んでいないとおっしゃる方もいらっしゃるかも知れませんが、本というものは、多かれ少なかれ、その本を読む(選ぶ)人の考え方や思想なんかを反映してしまうものです。また、ある特定の病気に関する本を読んでいることが分かったために、その人やその人の家族が、なにか病気を患っていると思われてしまうこともあるかも知れません。】

    【これらのことは、当然ながら、個人のプライバシーに関わる問題です。残念ながら日本では、プライバシーに関する権利に対し長く無自覚だった時代がありました。ですが、近年では個人のプライバシーに関する権利意識が高まり、それにともない、図書館におけるプライバシーの取り扱いも変わってきているのです。】



    ――私的なリンク集も、図書館の貸出履歴と同様だと認識しています。



    http://internet.watch.impress.co.jp/www/column/socio/socio09.htm
    社会学の理論で斬る「ネットの不思議」第9回:「個人サイト」の不思議2
    −あなたはプライバシーを売り渡せるか−

    プライバシーの対象
    【プライバシーとは,「自分のこと」を自分の意思に反して他人に知られたくないということです。では,その「自分のこと」とは何でしょうか? 一般に病歴や犯罪歴などは秘密にしたいのは当然です。社会人なら収入や学歴もそうでしょう。女性ならば3サイズも知られたくないでしょう。住所や電話番号もみだりに知られるのは困ります。大学や会社も知られたくないないし,ある会合に参加したことも知られたくないので,名簿とか集団写真も公表されたくないようなこともありましょう。このように,プライバシーとは客観的な範囲があるのではなく,本人がプライバシーであると思うことがプライバシーなのであり,他人が判断することではありません。】

    http://www.geocities.jp/samuraifukumaro/koma10.htm
    監視社会とプライバシーに関する情報倫理学的覚書

    【法学の世界では、プライバシー権は当初「一人にしてもらう権利」として提示された。最近は「自己情報コントロール権」として説明され、これが主流の見解となっている。提唱者のウェスティン(A. F. Westin)は、「プライバシーとは、個人、グループ又は組織が、自己に関する情報を、いつ、どのように、また、どの程度他人に伝えるかを自ら決定できる権利である」と定義している】

    水谷雅彦「プライバシー概念の再検討と現実的諸問題」法哲学年報2001年号
    【「自己情報コントロール権」の問題性は、「私の情報を自由に利用してください」というような包括的な同意も正当化されてしまうことにある。単に自己に関する情報を開示するかどうかを決定できるというだけでは十分でない。むしろ、開示された個人情報の二次利用や他の情報とのマッチング――それによって思わぬかたちで個人の弱点が明らかになることがありうる――が問題となるが……】



     ――公開する価値がありそうだと思われるものは、以前から blink.jp の公開フォルダに掲載(「洗いざらい」ではありませんし、管理に手が回らないため無効リンクが多数あり)しています。公開する価値については、ご指摘いただくまでもなく存じております。

     また、他人に「非公開の理由」を申し上げなければならぬいわれもないと存じますし、関心をお持ちなるのはご自由ですが、それを公言なさったり、指図されたりというのは、有り難迷惑です、気持ち悪いのでおやめください。

この質問への反応(ブックマークコメント)

「あの人に答えてほしい」「この質問はあの人が答えられそう」というときに、回答リクエストを送ってみてましょう。

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