僕もWeb関係の仕事をしていますが、テーブルを使用することが悪いとは思ってません。
むしろ、見易さや使い勝手を考えるとテーブルを使用したほうがいい場合もあります。
個人的にはCSSについてはなるべく使用を避けたいと思っています。
文字サイズや色指定以外はネスケ4.7などで有効ではないことが多いから。
全ての環境に対応することは不可能で、「自分はここまで対応しよう」とボーダーラインをひいていないと時間とコストが釣り合わないことになってしまいます。
結論としては、臨機応変という一言に尽きると思います。
URLはユーザビリティに関するものです。
useit.com: Jakob Nielsen on Usability and Web Design
私は結論から申し上げますと、table使っちゃう派です。
これはこちらの意図した表現を再現してもらうという必要がある場合
現状では仕方のないことだと思っています。
もっともそういう必要のないデザインを選べばそれでいいわけですし、
そういう常套手段という物もありますが、
やはり選択肢が少なくなると遊び心や自由度に欠けてしまうのは
辛いものがあります。
さらに最近は意図したデザインを再現してもらうために
tableを排するかわりに画像を多用するといった傾向もありますが、
それは主客転倒だと考えます。
基本的にtableを使う事に問題が生じるのはW3Cとの整合性の問題より、
今現在は音声読み上げブラウザなどとの問題です。
tableは必ずしもソースが視覚的流れの順番に並ばないという所に
最大の問題があります。
むしろ作表という本来の目的においては
視覚的要素よりセル内のテキストの方が重要であり、
その読み上げ順序が大切ですから、
tableを使う時には細心の注意が必要となってきます。
この点視覚的な表現のためのレイアウトに使う場合は
セルの中身は内容的には些細なもののことが多く、
かえって気軽に使ってしまうことができます。
さらにW3C全般に関して言えば、
未だにネスケ4への対応もしなければならない現状では、
わざとそのために無視することも少なくありません。
結局私たちにとっての「勧告」とは、
どのブラウザでどう表示されるかといった実態の総体であり、
最終的にいくつのブラウザで意図した表現が再現されるか
というのが結果なんですよね。
こういう考えには反対意見も多いでしょうが、
IEでしかまともに動かないスクリプトをはめ込んだページが
著名企業のサイトに散見されることを考えると、
よほどに実践的な考え方ではないかなと私は思います。
W3Cを知らずにやっているのと、知って敢えて準拠しないのは違います。
必要性がありポリシーがあってやることなら、それはそれで技法の一つであると
胸を張ってしまうことも必要ではないかと考えます。
私自身もスタイルシートのみでレイアウトした時の「デザインを制限される窮屈さ」に、
「デザインする面白さが感じられない」と思ったりしてます。
また「9割以上がIEユーザーだから」的な考えには抵抗を感じていました。
クライアントに対して「自分なりのポリシー」を説明するなどを実践しながら、製作していきたいと思います。今まで「音声読み上げブラウザなどとの問題」は、あまり考えて無かったので参考になりました。ありがとうございます。
私はサイトのデザインや目的によって使い分けているというのに近い考え方ですが、クライアントの要望(デザインや動作保証環境など)を重視します。理念的にはスタイルシートを重用していくべきでしょうが、ビジュアルを多用する場合はテーブルレイアウトの方が組みやすい、ツールを使ってサイトを作成する人たちの中には手打ちタグやCSSを使いこなせない人も多いなどの理由で、なかなかテーブルレイアウトが廃れない、というのが実情だと思います。個人的には、勧告よりマイクロソフト(IE)の都合を重視してサイトを作らないといけないことが最大のジレンマですね。ある日突然テーブルレイアウトが使用できなくなるような仕様変更もないとは限りません(tableのborderは必ず1以上で解釈する、とか)。
クライアントが動作保証環境などを言ってこない時には、自分なりのポリシーやスタンスが重要になってくるのでしょうね。また、ブラウザーの仕様変更は、現実的に一番恐い問題ですよね。検証する環境を用意するのも大変だったりするし・・・。お答えありがとうございました。
はじめまして、Webデザイン暦5年ほどの者です。
私自身はジレンマは一切感じません。
●修正・管理・把握がしやすい
●記述が簡単
●どのブラウザでも見え方はほぼ同じ
テーブルタグ本来の使用方法ではないのは重々承知ですが、
Webデザインで重要なのはどんな環境でも「見れる」事だと思いますので。
テーブルタグが無くならないかぎり、私はずっとレイアウトに使い続けると思います。
すっきりとしたお答え(笑)ありがとうございます。
納品後クライアントが修正するケースなどを考えると
●修正・管理・把握がしやすい
●記述が簡単
と言うのは大切ですよね。
参考になります。ありがとうございました。
以前某大手コミュニティーサイトの開発に携わっていましたが、やはりスタイルシートはつかわずにテーブルを使ってデザインをしていました。やっぱり人が多く訪れるようなサイトになると、ブラウザ依存の部分をなるべくなくす方向で考えるため、依存が出ないような物で組まなければならない関係でです。
ちなみに、最近はデザイン中心のサイトになるとFLASHを多用するのがよく見られるようです。最近ではほとんどのブラウザが対応しているので、よりアクティブなサイトが構築できる利点があります。ただ、更新が面倒といえば面倒なのですが…‥。やっぱりもう暫くはテーブルで我慢をするしかないのかぁと個人的には考えています。もしスタイルシートを使うのであれば、テキスト回りの色関係ぐらいですね。
大手や商業サイトなどは、誰もが同じように見れるが大切ですからね。
たしかに「ブラウザ依存の部分」を考えると、FLASHって結構魅力的ですよね。聞いた話では、MX2004からはHTMLの読み込みというのもあるらしく、Flashでレイアウトするのもありかなんて心動かされたりします。
お答えありがとうございました。
こちらにまとめてかかせていただきますが、
みなさん短時間間に、貴重なご意見ありがとうございました。
とりあえず自分のスタンス、ポリシーをもう一度見つめなおして、製作にあったていきたいと思います。
お答えありがとうございます。
たしかに、「利用者が見やすい&使いやすい」という事がまず一番に優先されるべき事ですよね。
教えていただいたURL、参考にさせていただきます。