「もともとは「アベック」はフランス語の前置詞で、英語で「with」のこと。大正時代末ごろから男女二人連れのことをアベックというようになったと文献に残っており、かなり歴史の長い外来語。」
大正時代だそうです。ここに書いてある肝心の「文献」は見つかりませんでした。ごめんなさい。
作家大岡昇平に「アベック語源考」(著作集13)というのがあるようで、これを読めばわかるかもしれないですが(大岡はフランス文学専攻だったし)、手元にないので、とりあえずgoogleした結果のメモ(やくだたずにごめん)。
.森永製菓が戦前(昭和13年)に、アベックみつ豆、という商品を販売していたようなので、「xxと一緒」という意味での「アベック」という外来カタカナ語はあっただろう。
2.戦争直後、「アベック」というカストリ誌が発行されているので、男女関係の暗喩としては使われているようだ。
(gazou).htm
このほか、アベック強盗とか、の言葉も世相語としてつかわれている。
3.横溝の小説「花園の悪魔」(1954)で
アベックという言葉が使われているようだ
ここでは、確実に「同伴」的意味合いで使われているようだ。
コメント頂いた文献調べさせてもらいます。
それにしてもavecが同伴とか、男女関係の暗喩という発想は、何か時代的な背景があったかも?
回答者 | 回答 | 受取 | ベストアンサー | 回答時間 | |
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1 | lee621 | 1回 | 0回 | 0回 | 2004-06-01 23:36:01 |
2 | sleepwalker_s | 34回 | 27回 | 0回 | 2004-06-02 00:30:53 |
前置詞のavecを、男女二人連れと、名詞に翻訳した可能性はないはずなので、何か深い訳がありそう。ありがとうございました。