対戦して勝ち負けが決まる競技では、
ほとんどの対戦では
どちらかミスを多くしたほうの競技者が負けることになるでしょうが、
まれに、トップ同士の対戦などの場合に、
どちらともほとんどミスをしない場合でも、
最終的には勝ち負けが決まります。
その場合でも多くは、
ミスがわずか1個多かったことが敗因となったということになるのでしょうが、
その中でごくまれには
ミスが敗因となるのではなく、
新戦法などが勝因となったといった、
いわゆる、『競技自体の進化』と言えるようなことが
起こるものなのではないかと思います。
そういった、競技自体の進化と言ってもよいような、
何か、具体例やエピソードなど
もしご存知の方がいらっしゃいましたら
ぜひご回答をよろしくお願い申し上げます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B...
スキージャンプがいい例だと思います。
20世紀終盤にはV字飛行をスウェーデンのヤン・ボークレブ選手が始めた。V字飛行はそれまでの板を揃えて飛ぶ飛型よりも前面に風を多く捉えて飛距離を稼ぐことができたが、当初は飛型点で大幅な減点対象になり上位にいくには他を大きく引き離す飛距離を飛ばないといけなかったが、他の選手も次第に取り入れるようになり、規定がその後変更され減点対象からは除かれた。クラシックスタイルからV字への転向には日本は早く対応でき、逆にフィンランドなどの強豪国ではV字飛行転向に乗り遅れ、一時低迷することとなった。
ありがとうございます。
奇しくも1番のBeirii様と同じ内容のご回答でした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B6%E8%89%87
競艇の世界ではしょっちゅう起きてますね。
モンキーターンなどの特殊なターン技術やプロペラの形など、数年~十数年に1度は選手が新しく開発し、大きな成果をあげています。
そして追っていくように周りの選手もマネをし出し、競技自体が進化しています。
ありがとうございます、なるほど、競艇ですか。
だいたいどんなスポーツでもありそうですね。
例えばサッカーは、ドリブルで相手を抜いてシュートを打ったり、パスを回してシュートを打つというスタイルが基本でしたが、「ひたすらサイドを上がりセンタリングをしてシュートを打つ」という効率的な作戦が考え出され、これによりドリブルやパスの技術があまり無いチームでも位置取りや身長の高さ、ジャンプ力で得点を入れることが出来るようになりました。
今では強いチームでも弱いチームでも必ず使う作戦です。
ボクシングでもウィービングを初めて実践した人は連勝しまくったという話ですし、野球でも、送りバント、スクイズ、タッチアップなどを最初に作戦として考え出した人はかなり勝利に貢献したと思います。
ありがとうございます、なるほど、いろいろなスポーツでけっこうあるんですね。
・柔道の受け身に似た回転レシーブ
・手元で微妙に揺れる変化球サーブ
東洋の魔女
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B4%8B%E3%81%AE%E9%AD%9...
時の運 は試合までの段取りで作り上げるもの。
ありがとうございます。
参考になりますかどうか。現実世界の話でなくてよいのなら
テニスの王子様、地区大会決勝神尾戦において海堂が生み出した
「ブーメランスネイク」(ポール回し)
http://driedocean.imagista.com/ability.htm
ちなみにこのマンガではほとんどこんな風にして勝敗が決まります
ありがとうございます。
私の質問の趣旨は現実世界の話ですが、
現実世界でないところの話でも
なかなか参考になるものも多いですよね。
フムフム、なるほどと言って見るからこそ、
その漫画が人気が出るわけですからね。
ルール疲労 ~ 負けねば勝ち ~
コンピューターの進歩は、すでにチェス名人を追放してしまった。
つぎは、いよいよ将棋名人の座が狙われている。
そこで、みんなに意見を求められた羽生九段は、こう答えた。
「ルールの一部を改定すれば、過去の定跡はすべて役に立たなくなる。
たとえば“桂馬が横に動く”というような程度で十分でしょうね」
並八(タイトルに縁のない八段)なら、非難囂々の分析である。
むしろ、将棋特有の不合理なルールを再検討すべきではないか。
初心者にとっては「二歩」があり、中習者には「打歩詰め」がある。
(歩を打てば詰むのに「王の首を取る資格がない」と禁じられている)
下図の終局は、優勢に見える下手に、他の応手がなく投了やむなし。
http://diary.hatena.ne.jp/adlib/19910629
稀譜・千日考(打歩詰め)
スポーツ以外でいただきました、ありがとうございます。
ルール疲労という言葉は面白いですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%A4%A7%E5%9C%B...
1988年ソウルオリンピック100m背泳ぎ金メダリスト
鈴木大地
バサロ泳法 27回キック
ありがとうございます。
もう挙げている人がいるかもしれませんが、水泳のバタフライが有名ではないでしょうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%95%E3%83%A...
平泳ぎのルールが昔は「うつぶせで、左右の手足の動きが対称的な泳法」であったので、徐々に蛙型から新しい方が模索され、そして一時はほぼすべての選手がこちらで泳いだようです。
そのために別のカテゴリーに分けられたのですが、人によってはクロールよりも早く泳げるというこの新たな泳法はもしルールが違っていたら出てこなかったかもしれませんね。
距離が制限されてしまいましたが、背泳ぎでのバサロ泳法も有名ですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%8C%E6%B3%B3%E3%81%8E
アメリカのバサロしが考案し、鈴木大地が30mももぐったままのこのバサロ泳法で金メダルを取ったのは有名ですが、造波抵抗を受けないほうが速いということがわかり、抵抗への考え方が一変しました。
最近では北島康介の平泳ぎも抵抗という面では非常に面白くて、腕の掻きの回数が他の選手より明らかに少ないそうです。
それ以外にも平泳ぎでの抵抗をいかに少なくするか、もしくは推進力を上げるかを研究した結果の泳ぎで世界のトップになることができております。
沢山掻けばそれだけ速いとか、筋肉など力があれば速いと思われがちですが逆にマイナスになることも多く、特に水泳に関してはこういったテクニックでどんどん進化している面が大きいようです。
バタフライ、大丈夫でした、まだ出ていませんでした、バタフライは平泳ぎからできたんですか、なるほどーーー。
水泳は他にもいろいろあるんですね、すごい。
近年、プロの将棋は新戦法がブームになっています。
元々、将棋の研究は旧来からある戦法の指し手の変化が主でした。
それが、この20年ぐらいからプロ棋士による新戦法を編み出すのがはやりました。
代表的な新戦法は、藤井猛九段の「藤井システム」、近藤正和五段の「ごきげん中飛車」などが有名です。
新戦法は他の棋士に攻略されにくいので、発表してから数年は勝率が高い戦法になります。
こうして、現代の将棋は進歩し続けています。
尚、その年の画期的な新戦法は日本将棋連盟から升田幸三賞が贈られています。
ありがとうございます。
将棋の新戦法は、
将棋をぜんぜん知らない私も
聞いたことがあります。
他のゲーム、競技でも
新戦法は生まれてはいると思うんですが、
将棋が注目される要素が
何かあるんでしょうね。
なるほど、ありがとうございます。