危険などの恐怖と言うよりは「畏れ」に近いのでは。
既になくなった方への畏怖の念。
それが具体化したのが幽霊なんですが、この超常性がまた怖い。
幽霊がいるという事は、死後の世界があると言う事。
後ろめたい事がある人ほど死後の世界を恐怖します。
ご先祖様から自分が関わってきた人から、みんなそこに居るわけですから。
じゃあ純真無垢な子供は、幽霊を怖がらないか?
そんな事はありません。
大人が子供を躾けるために、幽霊を使って怖がらせるからですね。
「嘘をつくと・・」「食べ物を粗末にすると・・」
最近はそういうのもあまり見かけなくなりましたけど。
死後の世界があるのなら、幽霊はいないのではないのでしょうか。
居るか居ないか、存在がはっきりしていないから。
生きている人間に恨みを持っていると思われているから。
ではないでしょうか。
前者は、まあ、そうですね。
後者は、知り合いの霊と、赤の他人の霊と、どっちが怖いですかね?
何か危害を加えられると思っているから怖いのでは。
殺人犯が近くにいたら怖いのと同じことだと思います。
どんなことができるのかわからない、という点では、殺人犯より怖いかもしれません。
幽霊の怖さについてですが、以下のリンクを参考にしてみてください。
http://www.h3.dion.ne.jp/~chakra6/oofo/beyond/fear.htm
簡単に説明すると
1.死への恐怖
2.未知への恐怖
が幽霊に対して発生するからだと思われます。
1.死
幽霊は死んだ人間の魂です。
日本人は特に死を連想させるものを穢れとして嫌います。
死に対する恐怖が幽霊によって呼び起こされる為恐怖が引き起こされるのでしょう。
そして日本の幽霊は祟る幽霊が多いのも一因だと思われます。
(日本古代の神もあらぶる神=崇り神といって、基本的に祟る神が多かったようです)
日本の幽霊は現世に恨みを持ち、生きている人間に憑りついて体調や人生を狂わせたり、死の世界へ引きずり込んだりします。
特に昔の幽霊は四谷怪談などの幽霊話にも見られるように、恨みのある人間にだけ祟ったものですが、最近の幽霊は無差別的に生者に祟ります。
これが幽霊に対する恐怖の一番の理由でしょう。
国民の殆どが幽霊の存在を信じているイギリスなどでは幽霊は「祟らない」存在なので恐怖の対象になりにくい、と聞いたことがあります。
日本のホラーと海外のホラーの違いを見てもそれはわかると思います。海外の幽霊はコミカルで親しみのある存在であることが多いです。それは海外の幽霊が現世の人間に死をもたらすことが少ないからではないでしょうか。
2.未知
幽霊は曖昧な存在です。
人間は未知のものに対する恐怖を本能的に持っています。
それは動物としての本能です。
そして幽霊は死を臭わせる危険を伴っています。
(同じ未知の物に対してもUFOやUMAに対して恐怖を持つ人が少ないのは直接的にそれが死に直結してないからかもしれません)
未知のもの(危険)に対して警戒する気持ちを持たない生物は生き残ることが難しいでしょう。
もしその存在が証明されて科学的に説明のできる存在になったら、恐怖は半減するか無くなってしまうに違いありません。
丁寧にありがとうございます。
死後、幽霊になるのなら、死ぬのも怖くないような気もしますが、まあ、ふつうは、そうは考えませんか……。たいていの幽霊は醜いから、自分がそうなるとは思いたくないか。
リンク先もおもしろかったです。想像するから怖いのと、想像できないから怖いのが両立する、というのは、わからないような、納得するような、不思議な感じです。
「幽霊=恐いもの」ということが子供の頃から
TVや本、周りの人間から聞かされているから
恐いものだと認識しているってのもあると思います。
また科学的には否定されているにも関わらず
多くの見たという話を聞いたり、あるいはそれらしき
ものと遭遇してしまったりするので
「存在しないはずのもの」がいるってのも
恐怖感を増幅させているように感じます。
「怖い話」に出てくるんだから、そりゃ、怖いですよね。
なるほど、むしろ、「いる」って言ってくれたほうが怖くないのかもしれません。
気のせいかもしれないのですが、自宅で幽霊を見たことがあります。
飼っていたペットが亡くなった後なのですが、
いつものように無駄吠えをした(他の家族も聞いている)ので
「まだごはんの時間じゃないよ!」と声をかけたら鳴き止みました。
その時、姿がはっきりしていなくて(透けていたというよりも輪郭がおかしくて体の全体像をとっていなかった)
そのことに気付いた瞬間に走って物陰に隠れられてしまいました。
物陰を見たら誰もいなくて、「そういえばあの子は亡くなったんだ」と
思った瞬間に、なんだか悲しくて泣きそうになりました。
怖くはなかったです。
家族のように身近な人物の幽霊であれば、怖くないのではないでしょうか。
むしろ会えたら嬉しい。
ただ、自分の家の敷地内に見知らぬ人がいたら反射的(本能的)に敵かと思ってびっくりするように、
何の縁もない人や自分で縁が薄いと思っている人の幽霊が見えてしまったら
やっぱり怖いんじゃないかな、と思います。何故そこにいるのかがわからないから。
さいごのお別れですね。
知らない人のほうが怖いですか。あ、ストーカーの恐怖みたいな? 違うか。
「幽霊 = 死んだ人の霊、生霊」と考えると、何か恨まれるようなことを他人にしたという、後ろめたさから、怖く感じるのかもしれません.
後ろめたく思うほど自分が悪いと思っているなら、せっかく幽霊として出てきてくれたんだからその機会に謝ってしまえば……謝っても許してくれなさそうだから怖いのか。
これが幽霊という物を見せる事が出来ないからだと思います。
想像の存在だから怖いんだと思います。
想像の存在でも、怖くないものは怖くないですよね。ドラえもんは怖くないよ(←違うよ)。
近年のドラマや漫画などでは違いますが、
元来は死んだら誰もが幽霊になるというものでもないようです。
柳田國男の 「妖怪談義」で幽霊と妖怪は区別され、
「妖怪は場所につく、幽霊は人につく」となっています。
つまり「なんかあそこにいくと変なのが出て脅かされるとか、食われるよ」という存在である妖怪は、近づかない、もしくは出会っても逃げ出す事ができればそれで何とかなります。
ですが、四谷怪談のお岩などに代表される幽霊はむしろ「呪い」に近く、
何処に行こうともターゲットは追いまわされて無残な目にあいます。
海外ホラー映画のスター、ジェイソンやフレディーなどは、無差別殺戮に近く、殺害方法は残忍極まりませんが、
物理的な存在構成要素もあるようなので、その点を利用して捕縛や破壊するなど対抗もできます。
しかし「リング」の貞子みたいになってしまうと、物理的対抗方法では人間側には何も出来ず追い詰められる一方なところが、ハリウッドにも日本のホラーが「怖がられて」受け入れられている様子です。
「人に対して恨みを持って死にきれず世に迷って出てくる」
「恨みをぶちまけられる対象=追われる側は対抗措置を出せないに等しい」
「完全なる追跡者にして、追われる側には絶対的な敗北をジワジワと突きつけるもの」
それが幽霊だから恐ろしいと思う人が多いのではないでしょうか。
(まー、私みたいに心霊現象信じない人には怖くもなんともないんですけどね)
呪いは呪いで発動条件があるので、それに触れさえしなければ平気、というのもありますね。無差別に襲われるのと、ピンポイントで狙われるのと、どっちが怖いでしょう。
幽霊になってまで現世に干渉しようとする怨念が怖い、というのは、ありそうです。
ところで、信じていなければ怖くない、っていうのは、もっともなのですが……、「実在」を信じていないけれど怖い、っていうのもありなんじゃないか、とも思います。信じていなければ怖くないのか? 怖ければ信じているのか? ……うーん……。
夜とか暗闇というイメージと結びつくから怖いのではないでしょうか。原始人の時代から人間は暗闇が苦手です。
個人的には、真昼間に出てこられてこちらに危害を加えそうな雰囲気ならバットでぶん殴ってやろうかと思いますが、夜、暗がりで見たら一目散に逃げます。
話はそれますが、よく成仏できなくてこの世にうろついて人間に危害を加えたり、たたりになるといいます。仮にあなたがその立場ならどうでしょう、不慮の死を遂げたとして、殺人の加害者ならまだしも不特定多数の人間を苦しめてやろうとするでしょうか。生きている人間でもそんな逆恨みをするやつは極めて少数です。わたしは、そんなパワーがあるなら、殺人事件の犯人はなぜいっぱい捕まらないやつがいるのか不思議に思います。それとも逮捕はされていないが、どこかで呪い殺されているのでしょうか。
それと、ご先祖様の供養が足りないからたたりが出ているという霊感商法得意のセリフは99%うそです。仕事が忙しくて供養不十分な子や孫を苦しめてやろうなんて先祖は基本的にはいないはずです。ただし、自分の子供を殺す親も結構いるようなので、100%とは言い切れません。
バットが当たればいいんですけど。
私は祟るほど他人に執着しませんので、ご安心ください……??
個人的な考えになってしまっていたらすみません。
私自身も幽霊が苦手です。
また、幼い頃(小学校高学年の頃)に、幽霊を実際に見たり、霊的現象を体験したことが何度かあります。
しかし、だから幽霊が苦手になったわけではなく、物心ついたころから苦手でした。
自分を客観的に見てみると、やはり周囲の他の人よりも、あらゆることに対して「怖がり」な気がします。
何か新しいことを体験したりするのを怖がりますし、マイナス思考を持ったり、起きてもないことをくよくよ悩んだりしがちです。
やはり、幽霊に恐怖してる時に、何を一番強く思うかと言われれば、「ここに幽霊が出てきたらどうしよう」という、ある種の杞憂
のようなものですね。
話が飛びますが、、仮に幽霊を見たことがない場合、「幽霊を怖がる」人は、「幽霊の存在を少しでも信じている」という前提がまずあるでしょう。
つまり、非科学的な幽霊の存在を信じてしまうある種の純粋さ、単純さ、信じやすさ、想像力の豊かさetcが原因していると思われます。
また、幽霊を見たことがある場合、幽霊を怖がる人には、実際に何らかの恐怖体験を伴った場合が多いでしょう。
物理的な危害を加えられなかったとしても、「非常に驚いた」「外見が恐ろしかった(血が出ている、顔が人間のものではなかった等。)」
実際に幽霊を見て、「なんだ、全然平気じゃん」と思ったら、その時点で幽霊は怖くなくなるでしょうから。
ここで、過去の回答者さんたちの議論を読んで感じたことも少し書きます。
まず、「死後の世界の存在に恐怖している」というのは、私の場合100%違います。
むしろ、死後の世界がないことの方が怖い。無になるわけですから。
無になるくらいなら、自分も幽霊になりたいと思ったりします。
幽霊を「見る」のは怖いですが、自分が「なる」のは、なぜか怖くないのですよね…。
確かに「幽霊」と「死の恐怖」は結びついているとは思いますが、それは自分の「死後」を案じているというより、「今ここで幽霊に殺されたらどうしよう」という「今すぐ死ぬこと」に対する恐怖であるように思います。
また、もし出てきた幽霊が家族や知り合いであったら、そこまで恐怖はしないと思います。
むしろ嬉しく感じたりしますね。
前置きが長くなりましたが、やはり私は主に3つの要因で怖く感じていると思います。
①未知の存在への恐怖
私の場合、これは「幽霊は何をしでかすかわからない」という恐怖です。
「幽霊の生前の姿が知らない人だから」というのもありますが、その幽霊に生前(人間の時期)に会っても、恐怖は感じないはずです。
やはり、どうしても「幽霊は超能力とも力を持っている」と感じます。
例えば、突然出現する、人を呪い殺せる…等のイメージがやはりあります。
もしかしたら、自分に害を与えてくるかもしれません。
時には、そのイメージが「幽霊に殺されるかもしれない」、つまり「自分は今ここで死ぬかもしれない」という恐怖につながります。
②「驚かされる」という恐怖
もし突然幽霊が出てきた場合、「害うを受けるかも」「殺されるかも」という感情より先に出てくるのは、やはり「驚いた」でしょう。
普通はいないはずの存在がここにいるのですから。
余談ですが(コメントにも絡みますが)私は「お化け屋敷」と言うものが苦手です。
しかし、ディズニーランドの「ホーンテッド・マンション」だけは平気です。
この差は何だろうと考えると、やはり日本のお化け屋敷は「突然出てきて脅かす」という演出が主流ですが、
「ホーンテッド~」は、あらかじめ幽霊がそこに見えていて、その中を(しかも自分の足ではなく乗り物で)進むので、怖く感じないのだ、という気がします。
ただ、「ホーンテッド~」にもわずかに、「突然出てきて脅かす」幽霊がいるのですが、この幽霊だけは苦手です。
③「害を与えられる」という恐怖
①の「殺される」や、②の「脅かされる」と被りますが…。
私は幽霊の他にも。地震や戦争に強い恐怖を感じます。
やはりこれも、「害を受けるかもしれない」という恐怖が一番の原因なんでしょう。
長くなりましたが、私の分析はこんなところです。
考えようによっては、幽霊になるほうが怖いと思いますよ。「終わり」がわからないので。人間は、長くても百年少々で必ず死ぬことがわかっていて、そこから逃れられないけれど、そこで「終わり」じゃないなら、どこで「終わり」になるのか、わからない。どうやったら「終わり」になるのかも、わからない。生きている人に祈ってもらえばいいのか、いっそ退治してもらえばいいのか? でも、誰にも気づかれなかったらどうしよう。……そんな状態でずぅっと留め置かれる、と、したら……
「無になる」……というか、「自分」がなくなるのだったら、とにかく、もう、「ない」んだし、なんにも思い煩うことは「ない」のです。
ところで、私も小さい頃は怪談とかお化け屋敷とかすっごく怖くて苦手だったのですが(いまはそうでもない)、私の場合は、具体的なナニかを想像して怖かったのではないと思います。想像力が貧弱だからこそ、怖かったのかも。
幽霊って、暗い顔をしてて、いきなり部屋にいたり、金縛りにしたり、暗闇から睨んできたりしますよね?
でも、それって生きてる人間だとしてもそんなことしてきたら、怖いと思います。
私は大好きな身内が死んでからは、むしろ幽霊になってでも出てきてくれないかな~と思うようになりました。
あと、水木しげるの漫画が好きなので、鬼太郎がいたらむしろ抱きつくと思います。
つまりは、「幽霊がすると想定される行動が怖い」ってことじゃないでしょうか?
うん、でも、もし、自分の好きな人が、いかにも幽霊らしい姿をして、幽霊らしい行動をしてきたら? ……怖いより悲しいでしょうか。
そもそも,幽霊とは何かを考えてみると,それは恐らく人間の死後の姿なのだと思います。人が幽霊を見て恐いと思うのは,自らの死後の姿を見るからなのではないでしょうか。つまり,幽霊とは死であり,人が死ぬのを恐れるのと同じように,幽霊を見て自らの死を連想し,恐いと思うのだと思います。
……自分の子どもの頃のことを思うと、そこまで考えちゃいなかっただろう、と思いますが、ふつうは考えるのでしょうか……。
何をしてくるか(何ができるか)分からない相手というのは怖いと思います
それは別に幽霊でなくても同じで、もし私の家に
「伝統的な死に装束の足のない幽霊」
と
「リドリースコットの映画に出てくる全長3メートルの無駄な凶暴なエイリアン」
がそれぞれ巣くってしまったら、まずはエイリアン退治から始めると思います、個人的にはそっちの方が何をしでかすか分からない感じがするので。
えーと、映画は知りませんが、その場合、私だったら、逃げます。怖いじゃないっすか!
見たことがないモノに対して、人は恐怖を覚えます。
だから幽霊を見たことがないひとが多いので、コワイと思います。
3メートルの凶暴なエイリアンは怖いけど、30センチの可愛いエイリアンなら怖くないです。見たことないけど。
何かよくないことが起きた場合ですが、どうにもその事象が不自然と感じさせる場合があります。
なぜ、ここの場所で連続して事件が起きるのかとかいったたぐいの事です。
そうしたばあい、不自然な理由として、”幽霊”のせいなのか、そうでないのかをはっきりさせることができません。
それを証明することができていないから、また否定もできていない
から、より怖いものになっていると思います。
何かを感じるとか、見えているという人もいるので、もしかしたら本当に存在し、またそれを本能的に感じ取れる人が怖いと感じるのかもしれません。
幽霊がいるという仮定に立てば、本能的に、子供が怖いと感じる幽霊は危険な存在なのではないでしょうか。
個人的には、幽霊のせいかもしれないなんて思いつきもしないですが……。
なるほど。