このところメディアでは政治のニュースが盛んです。安部さんが退陣し、福田さんが新しい総理になりました。その際に、古賀氏、伊吹氏などが重要ポストを担当しますが、彼らのどこが優れているのか全く理解できません。黒幕ぽい森喜朗氏に対しても同様です。
1つの指標に当選回数が挙げられますが、彼らの地元の有権者が必ずしも客観的に彼らに票を入れているようには思えません。別の指標として集金能力も考えられますが、集金能力の高い麻生さんが福田さんに総裁選で負けました。彼らの発言で判断しようと思っても、モゴモゴと曖昧な言葉で濁すことが多いのが現実です。
日本人のくせに、日本人の政治家のことが全く理解できません。派閥のボスはなぜ派閥のボスになっているのでしょうか?彼らの周りになぜ他の政治家が群がるのでしょうか?もし彼らが民間で働いていたら、同様に組織のマネージャークラスになれると思いますか?(アメリカでは政治の中枢にいた人が民間企業のトップに就いたりしますよね)
>日本の政治家の力量はどのように判断すればよいですか
それが判断出来たら苦労しません。
判断出来ないから芸能人があんなに当選してしまうんですよ。
まあ民主主義なので国民を支持を得られるようなコメントや政策をすることがイコール力量だと思います。
世の中がどう思ってるかをわかっているかどうか。
>もし彼らが民間で働いていたら、同様に組織のマネージャークラスになれると思いますか?
現状で民間に行くなら元政治家ということでなれるでしょうが、政治家としての交友関係などすべて捨てたら能力的には無理でしょうね。
あ、でも上司に取り入って出世するのはうまそうなのでやっぱりなれるかも?
よく族議員という言い方をしますが、例えば、道路族の議員であれば、道路建設や下水道工事等の公共事業予算を各省庁と交渉して地元に引っ張ってくるというというようなことができる議員が、地元から見れば(特に建設関係の企業等)、良い議員ということになります。良い議員=地元に仕事をもってきてくれる議員は、次回も応援するということで当選回数も増えていくような感じではないでしょうか。
この点から言えば、今の日本の政治では、予算を組む「霞ヶ関と太いパイプ」を持った議員こそが、力のある議員ということになるのでしょう。
多くの政治家の後援会の上層部(大半は企業でしょうが)は、票の取りまとめとその見返りとして仕事を直接的、間接的に増やすという接点で繋がっています(このための癒着や献金は昔から問題となっていましたが)。
○○派と呼ばれるような派閥の長は、いずれかの省庁に強いパイプを持っているなどして予算を引っ張れる力があるということでしょう(当然、集めた資金は派閥内の政治家へ選挙資金として流れていきますよね)。
アメリカのブッシュ大統領も軍需産業と強いパイプと癒着があると言われています。
明治維新後に海外からもたらされた民主主義は、その歴史の中で大きく歪み、本当に国民や日本の将来を考えてくれるような政治家を生み出さないような土壌になってしまったのかもしれません。
なるほど.当選回数の多さと権威の大きさが比例するということですね.
しかし公共事業で一日に数台しか通らない道路や橋を作ったり,新幹線を作ったりして地元の建設業者を養うなどの行為はメディアで糾弾されて減少傾向にあります.借金付けの国から地元へ金を出させるのは限界に来ています.中央から地方への金の流れは減少傾向です.現在の派閥政治は政治改革の一時的な反動にすぎないのでしょうか.
二段論法の文化 ~ AはBだからCなのだ ~
法務大臣まで、就任・退任・留任のたびごとに、発言が転々とする。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20070827
処刑執行命令人 ~ 大臣は彼を見たか? ~
誰からも尊敬されず、期待されないので、自主保身するしかない。
ほとんどの政治家は、利権よりも議席確保を、最優先にしている。
コメンテーターなみの見識なので、天下国家を論じることができない。
欧米では、議論や演説の達人だけが議会に迎えられる。
政治は、議論の文化であるが、もともと日本には議論の文化がない。
みんなで集まって議論を避け「和をもって貴しとする」からである。
日本企業の経営者も(選ばれないので)こぞって議論が苦手である。
http://q.hatena.ne.jp/1190378160/117769/#i117778
第2代日本経済団体連合会会長の経済認識。
♪ タニガキ・コガのリサイクル、まさかのイブキ幹事長。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20070924
毛頭苦肉 ~ イン・ザ・フラッグ ~
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20070920
続・三度笠の人々 ~ 古きものの伝説 ~
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20070624
三度笠の人々 ~ 渡る世間は敵ばかり ~
「政治家の力量を判断する基準」が知りたいのです.というのも,選挙のたびに消去法で選んでいるのが寂しいからです.話がそれますが,政治家で人生を謳歌してそうな人は見かけないですね.プライバシーは無いし,忙しいわりに給料は安いし.政治家のなり手がいないから,仕方なく二世や三世が勤めているのでしょうか...
以前、このような質問を立ててみたことがあります。
http://q.hatena.ne.jp/1189855936
過去の総理大臣で「良い政策」はあったかどうか、という質問なのですが、予想通りまったくと言っていいほどありませんでした。
つまり政治に関する力量は誰がなっても一緒ということでしょう。
誰がなっても一緒なら好感度の高いほうがいい。それだけです。
>忙しいわりに給料は安いし
いやいや仕事が楽なうえに給料高すぎです。
なれるもんなら誰だってなりたいと思いますよ。なりたくないんじゃなくてなるための金とコネが無いだけです。
あんな楽な仕事無いと思いますよ。プライバシーは無いですけど、適当に頭下げてるだけでいっぱい給料貰えるし、老後も年金いっぱい貰えるし。
力量は関係なく好感度ですか...美男美女か,水戸黄門のスケさん,カクさんのような人間がいれば分かりやすいですが.現実は,生理的に苦手な人間の方が多いようです.派閥のボス達も好感度が高いとは言えないですよね.しかし,人が集まってくる.何か訳があるのか,裸の王様に過ぎないのか.
いかなる時代、社会、組織に通じる事だと思いますが、必ずしも有能かつ実力者が名誉ある地位や役職にたどり着けるとは思われません。
プロ野球のような実力社会でさえ、親会社のオーナーや球団のオーナーの意向で、その評価が左右されているかと思われる節があります。
しょせん人間は、感情の動物ですから、支配者や談合組織の「感情」「勘定」等々で回っていると思います。
特に政治については、「利害」が最優先されると思われます。
今日の民主主義においても、同じだと思います。
個人的には政治家が自分の利益を優先しても,それが社会の利益と一致していれば問題ないと思います.有権者としてつらいのは,彼らが何を考えていて具体的に何をしているのかがさっぱり分からないことです.派閥もボス以外に何が違うのか不明です.賛成も反対も出来ないとは困った状況じゃないですか.言葉が彼らの商売道具のはずなのに.
>国民を支持を得られるようなコメントや政策をする
そうしてくれると分かりやすいのですが。彼らは批判されるのを恐れてか、右にも左にもとれる言い方に終始することが多いような気がします。アメリカやフランスの大統領選の候補者、中国の報道官、はてにはイランの大統領まで、彼らは(内容はともかく)良くしゃべるので判断材料は豊富ですよね。
回答ありがとうございます。