1.「店頭取引(相対取引)」より、先(?)の取次ぎを集約する、取引所のようなもはありますか?
2.東京金融取引所(くりっく365)と1.の違いはなんですか?
3.なぜスリッページは発生するのですか?
個別でも全てでも、回答いただければ助かります。
また、1~3の疑問を解消できる、外国為替証拠金取引の流れ(仕組み)がわかるものでも良いです。
宜しくお願いします。
1. 相対のみでの扱いを行っている場合もあるかもしれません。
会社としては自社内で完結してくれれば売り買い両方から手数料が取れますから
それに越したことはありません。
しかし通常はインターバンク市場を利用して取引が行われます。
http://www.fx-hikakuquest.jp/interbank.htm
2. くりっく365もFXです。質問主さんのいう「FX」は個別の取次ぎ業者が自身で
運営している相対取引でのFXのことを言っているかと思います。
その場合、くりっく365との違いは主に2点。
・税金
・取引システム
税金については、「FX」の所得は雑所得とみなされ、年間20万円以上の所得について
税金がかかります。利率は自身の年収に「FX」の所得を加えた総所得によって違います。
これに対してくりっく365では総所得の如何にかかわらず一律利益の20%となります。
結果的には総所得が大きい人ほど、くりっく365の恩恵があります。
取引システムについては大きなところでは通貨の種類が違います。「FX」の方が一般的に
多くの通貨の取引が可能です。また、くりっく365はある通貨に対して売りと買いのどちら
か一方しかできないのに対して、「FX」では売りと買いの両方を同時に掛けることが
できます。これは選択肢が増える面で有利です。
3 スリッページ
通常取引は売りと買いが同じ量・同じ金額で揃わないと思った通りに決済されません。
よって指定した金額に対して上記の条件が整わない場合、取引が成立しません。
そこで、取引が成立するように金額を上下に移動させます。
移動した先で取引が成立した場合に指定した金額と異なることが発生しますが、
それがスリッページです。
1.いわゆる取引所はありません。
http://www.gaitame.com/beginner/whats.html
2.くりっくは取引所、店頭取引は各FX業者が売買価格を決めています。
http://www.click365.jp/beginner/index06.shtml
3.たとえば0.01円値動きがあるのに100取引必要だとします。
これが何か指標とか事件とかあったときにみんなが同じ方向に注文して5000取引集中したとします。一気に50倍なので一気に0.50円変動してしまいます。
こんな説明でわかってもらえるかな?
ご回答ありがとうございます。
1.URLありがとうございます。ソースが外為どっとコムということで安心して読めました。
2.そうですね。まずは、くりっく365の説明を読むべきでした。
3.他の回答者様の回答と重ねて想像するに、注文価格(成り行き)で約定できないけれど、
市場で注文価格(成り行き)に一番近い価格で約定させたときの価格差、ですかね。
約定優先で考えれば、それは親切な仕組みであるってことでしょうか。
1:外国為替市場には中心となる取引所がありません。FXで個人が取引するときは,FX会社は顧客から受けた注文と逆の注文を取引のあるカバー先金融機関に注文しています。
外国為替市場は,世界の銀行や証券会社が,電話や通信回線,専門の業者が提供する通信取引システムを利用して,1対1の相対取引を行って,インターバンク市場と呼ばれる市場が形成されています。また,外国為替ブローカーと呼ばれる金融機関が複数の金融機関の取引の仲介をすることもあります。短資会社という銀行間の資金の貸し借りを仲立ちする企業がありまして,この会社が外国為替ブローカーの仕事をしています。(個人向けFXにも進出しています)しかしブローカーを通すことを義務づけられているわけではありませんし,相対取引であることに変わりありません。ニュースで報じられる為替の価格は,このインターバンク市場での価格を指します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E8%A1%8C%E9%96%93%E5%8F%9...
2:くりっく365というのは外国為替証拠金取引を「公的な取引所で」行うことが出来るものです。前述したとおり一般に外国為替市場は,あくまでも私企業である銀行や証券会社が1対1で取引することで市場が形成されており,個人がFX取引で参加する時にあったらうれしい,市場を監視するシステムや個人の顧客を保護する制度などは別に用意する必要があるのです。そのような要求からくりっく365が設立されたと聞いております。くりっく365では参加会社が破綻しても証拠金は取引所が保全します。また,税制上も有利に扱われます。
くりっく365とは? | くりっく365 | はじめての方へ | ユニマット山丸証券
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%A3%E3%81%8...
3:スリッページと言いますと,成り行き注文で発注時と約定時で異なる値が付いたときの価格の差のことでしょうか。これは単純に急変する市場に取引が追いつかなかったことが原因です。
一般的な外国為替市場の仕組みについては以下の本が参考になると思います。自分も読んで勉強した本です。
ご回答ありがとうございます。
説明もURLもわかりやすいですし、質問の意図を汲み取ってもらってるようで満足です。
2.東京金融先物取引所(現東京金融取引所)って誰が運営してるんですか?
官公庁のどこかだったりするんですか?重ねて質問すみません。
コメントを受けまして追加で回答させて頂きます。
東京金融取引所は法律に基づいて国から免許を受けて開設されている取引所で,官公庁が運営しているというものではありません。設立当初は金融機関が出資して会員となる「会員制法人」だったようですが,2004年に株式会社化して「株式会社東京金融取引所」が取引所を運営しています。公設市場というわけではありませんが,その立場は公的な性質が強いものと考えていいと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%87%91%E8%9E%8...
早速、ありがとうございました。
それから、前回記述しそびれましたがオススメの本も読んでみようと思います。
ここまでおしえていただいて、また疑問点がひとつ。。。お付き合いいただければ幸いです。
なぜ、相対取引と東京金融取引所では税制度が異なるのでしょう?私なりに考えたことは
インターバンク取引は、相対取引がゆえに、雑所得としてしか扱えない。
くりっくは、国から免許を受けた取引所であるので申告分離課税となる。のでしょうか。
1秒ごとに価格が変わるとしますね。
10秒で0.01円動くときもあれば、1秒で0.01動くときもあります。1方向への注文が多いと1秒で0.50円動くこともある。
105.00円/ドル→105.50円/ドル 何てこともあるってことです。
値動きの速いポンド円とかだと日常的に0.05円くらいのスリッページを起こしていますよ。
なぜ、相対取引と東京金融取引所では税制度が異なるのでしょう?私なりに考えたことは
インターバンク取引は、相対取引がゆえに、雑所得としてしか扱えない。
くりっくは、国から免許を受けた取引所であるので申告分離課税となる。のでしょうか。
両方とも「雑所得」では?
あと、zyugem さんはもう2回回答してしまったので答えられないのでは?
くりっく365のサイトでは次のように税制優遇の理由を説明しています。
取引所為替証拠金取引(くりっく365)は、非取引所為替証拠金取引と比べて価格形成の過程が透明です。そのため、個人投資家の皆様は取引によって発生した売買益およびスワップポイントによる利益(以下、「利益」)、および取引によって発生した売買損およびスワップポイントによる損失(以下、「損失」)に対して、2005年7月1日以降、次のような税法上の優遇を受けることができます。
有利・安心・税制優遇3|FX(外国為替)・為替なら|くりっく365
専門外なので法律的な税制優遇の詳細などはわからないのですが,くりっく365のサイトによると,租税特別措置法が根拠となる法律のようです。税制優遇の条件として,取引が「商品取引所法」に規定された市場で行われている必要があり,「くりっく365」はその条件に当てはまる市場として特例が認められるわけです。詳しくは条文に当たってみてはいかがでしょうか。
スリッページは、直感的に理解しやすい説明で助かりました。
くりっく365が税制で優遇されることは知っていたのですが、理由がわからないゆえ
特別な取引所で扱われているものなのかな?と推測しました。
ありがとうございます。