先日、自宅でテレビを見ていると、家のチャイムが鳴り「公務でこちらに参りました」という声が聞こえました。
公務員が直々に私の自宅などに来ると言うことは「ああ、ついに私も生活維持省に選ばれてしまったのか」と、私は思ったのですがどうも違うようです。
ドアを開けて話を聞いてみると、いらっしゃった方は区役所の戸籍課の人だと言うのです。
そして私に死亡予告証を届けに来たということでした。
「そういう仕事は生活維持省がやっているんではないのですか?」と訪ねると、「最近になって区役所の戸籍課の仕事に変わった。『イキガミ』という言葉をお聞きになったことがあるでしょう?」と言うのです。
生活維持省のことをシニガミと通称するのは知っていましたが、イキガミなんてものは初めて聞きました。
話を聞いてみても、対象者は完全なランダムで選ばれるはずなのに、今は若者に限定して死んでもらっているということでしたし、これまでの政府発表と違う点がありましたので、その日はその方に帰ってもらいました。
これは生活維持省に見せかけた臓器ブローカーなどの仕業なのでしょうか。
あなたは死亡予告証を受け入れたくないだけではないのですか?
ぶつぶつ言ってみたところで、現実は変わりませんよ。
なにを言ったってどうせ確実に死ぬのですから。
いますぐ身の回りを整理し、お世話になった人に挨拶した方がいいです。
すぐにタイムリミットは来てしまいますよ。
ぐずぐずせずに、今できることを精一杯してください。
にくい人に復讐、なんてことはやめて欲しいですが。
げんなりしてしまう気持ちも分かりますが、運命は変えられません。
ろくなアドバイスもできませんでしたが、せめて安らかに逝けるよう祈っています。
これは何を答えればいいのでしょうかね。今回の盗作騒ぎで久しぶりに星新一の生活維持省を読みました。
「イキガミ」は予め埋め込まれたカプセルが爆発ということですが、やはり情緒がないのでは、と思います。
まあ質問の意義に沿っていなければごめんなさいですが…
いいえ。生活維持省に見せかけた臓器ブローカーなどの仕業などではありません。
「イキガミ」という言葉を使ったのなら、生活維持省ではなく、厚生保健省の仕事をする区役所の方ですね。
帰ってもらったとしても、告知は終わってますから、あなたの体内のカプセルはもうすぐ爆発します。
残念ですが、みんなの平和のためにあきらめてください。
まだ時間があれば、ポイントをはずんでもらったりすると、残った人がさらに幸せになれます。
質問者の母です。
息子は先ほど体内のカプセルが爆発し、死亡しました。
皆様からたくさんのメッセージを頂いていたようですが、息子の目に届くことがなかったと思うと残念です。
きっと息子は天国で皆様に感謝していると思います。
昨日、息子から連絡を受けたときから、ある程度の覚悟はしていましたが、未だ気が動転しています。
申し訳ありません。