「はてなアイデアについて語ろう会」

はてなブックマークで編集機能が廃止されたりしたときには、アイデアやメールでの意見など無視して、はてな社がゴリ圧しするかたちで強行されました。

たのみもしないのにすべての情報に五段階数値評価をつけるはてなスターなんてどーでもいいサービスの強制にしても、私を含めて反対がありましたが、はてなの都合で実施されました。

その結果どうなったかというと、私が危惧していた通り、スターをつける基準がどんどん不確定・不明確・意味不明なものになっていきました。評価の結果だけを共有して、評価基準の共有が無い。価値評価の結果だけを共有して、価値そのものを共有していない。だからスターの評価力がどんどん無くなっていったわけです。

だったらいったいなんのためのスターだったのか、と。そこら辺がカオスのまま現在に到っているのは、見ていてとても不愉快極まります。

アイデアの形骸化は他にも見られます。

たとえばはてな社の執行役員id:naoya氏が最近こういう質問を出しました↓

http://q.hatena.ne.jp/1243342543

このように意見を募集しないと有用な意見が集まらないという事実こそが、はてなアイデアの形骸化を証明しています。

何年か前に私が言っていたことですが、株取引方式によるアイデア募集を廃止すべき時期が来ているのではないでしょうか。

http://i.hatena.ne.jp/idea/10972

わたし自身、はてなアイデアでアイデアを出すことはいまではほとんどありませんし、不具合や要望はすべて直接メールを出して対応してもらってます。

その方が対応が早いですし、確実です。

そもそも、類似サービスがはてな社以外に多数あるので、ユーザーの要望に対応できないてな社を切り捨てて充実している他社のサービスを使った方が効率的だという判断もありますし、はてなアイデアでアイデアをひんぱんに出している人の姿を見て「時間のムダだな」と思ってます。

実際、私自身、はてなのサービスから他社にその多くのサービスを乗り換えました。サービス改善をはてな社に求めていくよりも、サービスが良いところに乗り換えた方が早いしお得だからです。タイム・イズ・マネー。

はてなアイデアに参加するユーザーも、特定傾向の特定ユーザーに集中しすぎていて、はてなユーザーの平均的な意見を代表するものになっていないという点も、アイデアを出す気になれないひとつの理由です。