外国人の同僚に日本語の解釈について聞かれるのですが、文法の知識が全くかみ合わないことに気づきました。未然形とか連用形とか、助動詞の接続とか、基本だろと思うような話がかみ合わないので、話をよくよく聞いてみると彼らはいわゆる日本の学校文法とは全く違う文法体系で教育を受けているらしいのです。ショックを受けて私もWebで調べてみましたが、どうも学校文法は学界ではすでに否定されていて、日本の国語の授業以外ではほとんどまともに扱われていないかのような印象を受けます。
以上を踏まえ、彼らが学んでいるような最新の知見に基づいた文法体系にあたってみたいのですが、日本語で書かれた本はありますか? とっつきやすさよりも体系的であることのほうを優先したいです。
この様な事情があるので、いわゆる学校文法の本は対象外です。
既に調べてご存知でしょうが、あとで検索される方のために、簡単な説明をさせてください。
日本語母語話者が学校で学ぶ国語文法(国語学)と、
日本語を外国語として学ぶ日本語文法(日本語学)は違います。
否定されている、というより、学術的に別の分野だと考えてください。
言語を習得するプロセスが違うわけですので、違って当然なのですが、
母語であるがために、当たり前過ぎて気づかないこともあります。
日本語母語話者だからと言って、誰でも日本語教師になれるわけではありません。
テレビで見たことがありますので、ご存知の方も増えてはいると思いますが、
例えば「は」と「が」の違いについて、的確に説明できる母語話者は少ないと思います。
「体系的」であることを重視されるのであれば、寺村秀夫先生の本をお勧めいたします。
最新という条件からは外れますが、
日本語文法の基礎を習得できるとても良い文法書です。文章も簡潔でかつ専門的です。
専門的になり過ぎるとお考えになるようでしたら、
他の方が挙げてらっしゃる入門書もお勧めです。
言葉は確かに変わっていくものですが、
数年前の定説がひっくり返ると言った、生き馬の目を抜くような学問ではありません。
最新にこだわる必要は必ずしもないと思います。
外国人向けの教科書を挙げてらっしゃる方もいますが、
同僚の方がどのような教材で学習したのか、参考として読むのには興味深いでしょうが、
(外国人と言いましても千差万別ですので、学習者の母語や年齢によって教え方や教材は当然違ってきます)
日本語学を学ぶ、という意味合いでは相応しくないと考えます。
返信が遅くなり申し訳ありません。とてもよさそうな本ですが、内容についてもコメントいただければなお良かったです。
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時枝文法が国語学の基礎となっているそうです。
そういうわけで、こちらも参考になると思います。
ありがとうございます。リンク先では国語学の基礎が時枝文法という風にはいまいち読み取れませんでしたが、ソシュールの影響が強い一派として確かに興味深いので内容を確認してみたいと思います。
既に調べてご存知でしょうが、あとで検索される方のために、簡単な説明をさせてください。
日本語母語話者が学校で学ぶ国語文法(国語学)と、
日本語を外国語として学ぶ日本語文法(日本語学)は違います。
否定されている、というより、学術的に別の分野だと考えてください。
言語を習得するプロセスが違うわけですので、違って当然なのですが、
母語であるがために、当たり前過ぎて気づかないこともあります。
日本語母語話者だからと言って、誰でも日本語教師になれるわけではありません。
テレビで見たことがありますので、ご存知の方も増えてはいると思いますが、
例えば「は」と「が」の違いについて、的確に説明できる母語話者は少ないと思います。
「体系的」であることを重視されるのであれば、寺村秀夫先生の本をお勧めいたします。
最新という条件からは外れますが、
日本語文法の基礎を習得できるとても良い文法書です。文章も簡潔でかつ専門的です。
専門的になり過ぎるとお考えになるようでしたら、
他の方が挙げてらっしゃる入門書もお勧めです。
言葉は確かに変わっていくものですが、
数年前の定説がひっくり返ると言った、生き馬の目を抜くような学問ではありません。
最新にこだわる必要は必ずしもないと思います。
外国人向けの教科書を挙げてらっしゃる方もいますが、
同僚の方がどのような教材で学習したのか、参考として読むのには興味深いでしょうが、
(外国人と言いましても千差万別ですので、学習者の母語や年齢によって教え方や教材は当然違ってきます)
日本語学を学ぶ、という意味合いでは相応しくないと考えます。
返信が遅くなり申し訳ありません。とてもよさそうな本ですが、内容についてもコメントいただければなお良かったです。
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ありがとうございます。ただ、日本人が外国人を教えるやりかたも、日本の初等教育の内容とは大きく異なっているようです。