例えば・・・
http://www.photolibrary.jp/img100/3032_387327.html
お肌もつるつるで目や眉等も異常にくっきりしていますよね。
これはどんな理由なのでしょうか?
当時の技術的にこうなってしまうのか?何か修正が加えられているのか?
教えてください。
・・・大正時代の爺ちゃんの写真をはじめてみたのですが、男前で映画のポスターみたいな写真ばかりでびっくりしました(笑)
その写真の年代にもよりますが、2つの理由が考えられます。
1つめは、当時の印画紙の性能の問題です。
フィルムと印画紙の性能が今より格段に低く、階調(グラデーション)の
表現力があまりなかったので、明るいが側は真っ白に、暗い側は
真っ黒になりがちでした。
さらに、感光材の粒子が今より大きかったことも、階調表現力の差として
現れていると思います。
2つめは、経年変化による劣化です。
元々はきれいなグラデーションがついていた写真でも、
長い年数を経ると、階調の淡い部分の粒子が消失してしまい、
真っ白な部分と真っ黒な部分が残っている、という状態です。
昔の写真は露光が弱いため、白粉をつけて写真を撮る事があった。
真中の白粉をつけていないようなお婆さんの顔は暗くてでこぼこです。
1.伝承 ~ アバタがエクボに ~
かつて「あの写真館が上手い」という評価は、いかなる不美人も美人
に変貌させる技術を指していました。人物写真には、撮影・照明・背景
に加えて、レタッチ(現代はメークアップ)が不可欠だったのです。
なるべく大型カメラ(暗箱)で撮影し、原版の裏から鉛筆でなぞって、
ニキビやシミを消すのが基本です。だんだんエスカレートして、出っ歯
や薄毛まで(頼まれなくても気をきかせて)腕前を競ったようです。
そもそもは、戦死者の遺影を、生前の写真をもとに修復する必要から、
映画俳優のブロマイドや、週刊芸能誌の製版を経て、現代のCG描画に
いたるものです。器用な日本人は、いまなお世界水準に君臨しています。
2.回想 ~ 眉目秀麗、憂いに沈んだ表情 ~
「戦前の写真館では、似ても似つかないほど、修正された」
「したがって、このボクだって、二枚目になれる」
「背景に、描割り(かきわり)があり、月などが出ていたりする」
重森 弘淹(武蔵野美術大学教授)講義録より。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030302
知的キャバレー
3.実録 ~ 悲喜こもごも ~
── 立木 義浩・回想《なっちゃんの写真館 19800407-1004 NHK》
── 田辺 聖子・原案《芋たこなんきん 20061002-20070331 NHK》
── 田辺 聖子《田辺写真館が見た“昭和”200505‥ 文藝春秋》
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20051001
田辺家の人々 ~ 百歳の母 ~
http://www.geocities.jp/hanagoromo5/syowa.html
── 花岡写真館の当主(岸部一徳の扮する。町子の祖父)が、ペンや
筆を操ってネガの修整をしているシーンが映されていた。父(私の)か
ら漠然と聞かされていた写真修整の実態について、私なりに首肯するこ
とが出来た。嬉しかった。── ていわいの熟年時代
http://teiwait.exblog.jp/4275850/
古い写真のリフォーム(技術料金表)
http://www.fagi.jp/syusei.html
沓澤 信一郎:証明写真の撮影専門店 ファジィフォトのブログ
白粉は男性でもでしょうか?
今でもTVカメラでの撮影時にドーラン塗るイメージでしょうか。
なんだか照明も強くあてているような気がしますがどうでしょう?