クトゥルーものに限らず、SFホラーでもファンタジーでも構いません。
【ルール】
・媒体は映画でも小説でも漫画でも何でも構いません
・作品は3つ以上挙げてもらっても構いません
・出来るだけ前の方が挙げた作品以外を教えてください
・作品に『ネタバレ』有りで、どういうコズミック・ホラーか簡単な説明をつけてください。どういうネタかで判断して読むかどうか決める為です。
例:
『紫色のクオリア(小説・ライトノベル)』
平行世界をシフトしまくって理想の未来を掴もうとしたキャラが、最終的には万物理論にも認識されない未知の存在になる。しかし結局は紫色のクオリアを持つ少女に未知の存在を目視されてしまう。ということは、万物理論を超える別世界の法則のようなものがあるのだろうか……と、どことなく宇宙の深遠さを感じさせるところがコズミック・ホラーぽいかなと。
シュレティンガーの猫の話を延長して、この宇宙はまだ観測(観測者は神かな)されていないから世界の状態が確定せずに、宇宙が膨張し続けている……という考え方もなかなか面白かった。
Missing:ライトノベル
電撃文庫作品。作者・甲田学人
怪奇現象から仲間たちを守り、戦うホラー作品。
かなり怖いですが、オススメです!
一番好きなシリーズですねー。ぜひ読んでください!
断章のグリム:ライトノベル 作者・甲田学人
童話・寓話に沿った怪奇現象と戦う……ミステリーアクションホラー(笑)。
この作品を読むと、童話の印象が180度変わりますよ!
そんなところです。
この2シリーズはもっと知ってもらいたかったので、この質問に感謝です!
ぜひ読んでくださいね!!
①『新世紀エヴァンゲリオン』これが、コズミックホラーに入るのかわかりませんが、要素は十分にあるかと。
②『ダンウィッチの怪』
③『インスマウスの影』
やはりコズミックホラーといえば、クトゥルーものが浮かびますかね。
ふぅむ。アヤナミのコピーがわんさか出てくるところなんかはアイデンティティ崩壊ものとして読めるかもしれないですね。
アイデンティティ崩壊ものでコズミック・ホラーまでいってるものといえば、『エディプスの恋人』ですよね。
この宇宙の全ては、人間の意志から砂粒の動きに至まで結局は絶対的な宇宙意志によって制御されていて自由な意志などない。自由意志があるように思わされているだけ。だとすれば人間が生きている理由など果たしてあるのだろうか? 特に主人公は絶対的な宇宙意志なるものが存在することを知ってしまったので生きる意味が見いだせなくなるという内容。五分前世界創造仮説ぽいものも話に組み込まれている。
同じガイナックス繋がりとしては、『天元突破グレンラガン』なんかもコズミック・ホラーとして考えられるかもしれませんね。人類が一定数以上の人口になった時に、宇宙意志が人類を滅ぼそうとするというもの。滅ぼす理由は、ある程度の数に達した人類は銀河に至り、他の銀河系に迷惑をかけて最終的には宇宙を滅ぼしてしまうから……とかそんな理由だったはず。
ただ第二部の最後の方でそういう展開になるだけなので、内容としてはともかく数としてはコズミック・ホラーっぽい部分は少ないです。物語の焦点がコズミック・ホラーぽい部分に合わされることもあんまりないですし。
とりあえず、missingは複雑なのでグリムの方を。
この作品の1巻より抜粋。
「私たちの心の、深く深く、とても深く。
もう「私」というモノすら分からなくなるほどの遙か深くに、神様がいます。
神様は深みの寝所で、ずっと眠り続けています。
神様はずっと、夢を見続けています。
神様はあるとき、悪い夢を見ました。
神様は全知なので、この世にある全ての恐怖をいちどに夢に見てしまいました。
神様は全能なので、自分の見た悪夢を切り取って、寝所の外に捨ててしまいました。
切り取られた悪夢は大きな泡になって、深み寝所からゆっくりと上がっていきました。大きな泡は上へ上へと浮かびながら、二つに、四つに、八つにと分かれていきました。
泡はいくつにも分かれ、やがては数え切れないほどの小さな泡になりました。
そしてたくさんの泡は、遙かな深みから次々と浮かび上がってきます。
私たちの、心へ向けて。
神の見た、悪夢の泡が。」
という文章。これは、コズミック・ホラーですよね?
読んでくださいねー!
なるへそー。とりあえず以前、missingは1巻だけ読んで……う~ん京極先生を読めば事足りるかな? と思ってしまったので、
今回はグリムの方に挑戦してみます。
1位
とにかく暗黒な訳です。オオナムチ先生の異形の神の姿を見学し、神話をちりばめながら存在の根源に暗黒的に迫り、アートマンの力を受け入れてしまった主人公が1500光年彼方の馬頭星雲にぶっ飛ばされ、帰ってきたら56億7000万年経っていて自分と化け物しかいなかったり、まさにコズミックなホラーという感じです。
今でもSF、ホラー関係の作品にオマージュが見受けられる傑作。
2位
なんか神って奴がいてとにかく人を殺しまくる。
ぼこぼこぼこぼこ殺しまくる。
過ぎ越しの日に契約の民以外は殺しまくる。
息を潜めて過ぎ越す恐怖は圧巻である。
その言葉を聞いたモーゼも異教徒をジェノサイドしろと、殺しまくり、日曜日に薪を集めたと言う理由で民を処刑する。
こんな奴が全知全能で創造主というのはまさにコズミックホラーとかいいようがない。
おそらくクトゥルー神話の元になった原初の神のモデルであろう、とかいっておく。
3位
孔子の伝奇的な面を描きながら五行思想に基づき世界を放浪しつつ覗肉とかきもい怪物も食べて、釈迦が人間合体したり、最後には日本まできてトリムルティに返って前作に繋がる。
↑には劣る。
旧約聖書かぁ~。意外なところが来ましたね。聖書をモチーフにしたSFは結構ありそうなので、そういう方向性も調べてみますかな。
どうしてこの作品をコズミック・ホラーだと思ったかという内容をネタバレ付きで簡単に解説していただけると非常に助かります~。