自治体クラウドについて、本、サイト等で色々調べているのですが、
書いてあることがまちまちでいまいち現状や詳細内容を掴めないでいます。
そこで質問なのですが、
1.自治体がシステムをクラウド化するメリット、デメリットはなんでしょうか?
2.自治体クラウドの現状、普及状況はどうなっているのでしょうか?(長崎県はプライベートクラウドを運用中ですよね?)
3.クラウド化されている、または出来るシステムはなんでしょうか? (ポータルシステム、電子申請システム、メールシステム等の比較的大規模なシステムが対象なのか、土木系、財務系、防災系等の小規模システムも対象としているのか等)
3.クラウド化によって影響を受ける職業はなんでしょうか?
4.将来的にクラウドはどうなっていくのでしょうか?
知ってる範囲でかまいませんので、教えていただけると幸いです。
また、詳しい書籍等ありましたら教えてください。
よろしくお願いいたします。
>1.自治体がシステムをクラウド化するメリット、デメリットはなんでしょうか?
スケールメリットを享受できるようにしないとメリットはない
デメリットは、システム管理等、今までと違う部分が出ること
>2.自治体クラウドの現状、普及状況はどうなっているのでしょうか?(長崎県はプライベートクラウドを運用中ですよね?)
実証実験中
データの機密を保持しないとだめなので、プライベートクラウドでないとだめ。
プライベートクラウドだと、グラウド一般のメリットの多くが受けれない。
価格も安くならない。
>3.クラウド化されている、または出来るシステムはなんでしょうか? (ポータルシステム、電子申請システム、メールシステム等の比較的大規模なシステムが対象なのか、土木系、財務系、防災系等の小規模システムも対象としているのか等)
理論上は、なんでも可能
小規模なシステムでも、クラウドで共存させることにより、低価格で運用が可能となる。
>3.クラウド化によって影響を受ける職業はなんでしょうか?
通信業界?
>4.将来的にクラウドはどうなっていくのでしょうか?
ある程度安定して普及したら、また新しい技術が出て、違う技術に変わる。
1.クラウド化するメリット、デメリットはなんでしょうか?
メリットは、人件費を含めたITコストの削減が一番です。とくに自前IT保守費用は右肩上がりでした。これを外出しすれば安くなります。
デメリットは、住民情報など重要な情報を民間に預けるために、現在の法制下で十分か。
委託先民間の不正があった場合、どう対処するかが不明な点です。
2.自治体クラウドの現状、普及状況はどうなっているのでしょうか?
総務省主導で検証のための実証事業がスタートしています。北海道、京都府、佐賀県、大分県、宮崎県、徳島県などの計66市町村が参加することになっています。
3.クラウド化されている、または出来るシステムはなんでしょうか?
電子申請システムのような基幹系とは別の外部向けサービスは向いていると思います。
住民情報を管理する台帳系は治世上好ましくないのではないでしょうか。
3.クラウド化によって影響を受ける職業はなんでしょうか?
IT部門の役割が変化します。より企画力や監査力などが求められるようになり専門性が
求められると予想されます。
4.将来的にクラウドはどうなっていくのでしょうか?
成長し続けると予測しています。ただし、直線的にではありません。
この手のイノベーションは何らかの試練を得ないとダメでしょう。事業継続性や機密情報保持に関して何らかの重大事件が発生し、それにどう対処したかどうリカバーしたかで真価が問われると思います。
参考:日経BPガバメントテクノロジー 2010年4月号
ありがとうございます。
大変勉強になりました。
全ての質問に答えていただいてありがとうございます。
大変勉強になります。