スマートフォン向け電子書籍ストア「2Dfacto」、1月12日にオープン

http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN201101120001.html


ちょっと見てみましたが、アマゾンで777円の本が735円とあまり安くなっていませんでした。
(1~2割引くらい?)
印刷・流通などのコストが省けるはずの電子出版であまり安くならないのはなぜでしょうか?
あるいは、ここだと安く売られているという所があれば教えてください。

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  • 終了:2011/01/20 11:05:02
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ベストアンサー

id:himeichigo No.1

回答回数97ベストアンサー獲得回数12

ポイント40pt

まず、こちらに書店経営者の方が書いておられる「本一冊の利益分類」を引用します。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2242026.html

著者印税 約6%(有名著者の場合契約料も入るのでこの数字は最低とお考え下さい、その分はどこから当てるかと言うと出版社から数字が割かれます)

本装丁及び紙代 約8%

印刷&製本 19%

出版社利益率 33%

取次(問屋)利益率 8%

書店利益率 22%

(合計すると何故か96になりますが・・・)

まず、「著者印税」「出版社利益率」は省けません。

次に、電子書籍ストアも書店とみなされるので、「書店利益率」も省けません。


また、質問に「流通のコストが省ける」とありますが、

「取次(問屋)」という仕組みは電子書籍にも存在しています。

(以下は電子書籍の取次を事業にしている企業の一例です。)

http://www.bitway.co.jp/business/casestudy/index.html

http://www.papy.co.jp/info/index.php?page=/works_ebb.htm

アメリカでは、電子書籍の取次事業をめぐるこんな事件も起きたようです。

http://hon.jp/news/1.0/0/1492/


いわゆる「紙の本」の場合は、本の配送業務も行なっている取次ですが、

紙の本を配送する必要がなくなっても、何故か取次自体はなくならないのです。

よって、「取次(問屋)利益率」も、低くなる可能性はありますが、完全に省くことはできません。


最終的に、コストが省けるのは、残った「本装丁及び紙代」約8%と「印刷&製本」19%、合わせて27%です。


これなら、定価の2~3割引きになるのではないか、と思うところですが、そうではありません。

「電子書籍」を販売する際、その「電子書籍」は、様々なアプリやソフトウェアに対応し、配信できるフォーマットになっていなければなりません。

電子書籍には、電子書籍特有の「装丁」や「製本」の作業があると考えてもいいでしょう。

このためのコストがかかるため、最終的には定価の1~2割引きにしかならないというわけです。

id:garyo

詳しく回答頂きありがとうございます。

http://tekigi.hiho.jp/blog/archives/2010/11/post_1756.html

「電子書籍を出してみたよ!」のように著者が直接電子出版を行った場合は

かなりの中抜きになりそうですね。

紙の書籍の半額~数割で販売するビジネスモデルの所はまだでてないのでしょうか?

2011/01/13 18:10:21

その他の回答2件)

id:himeichigo No.1

回答回数97ベストアンサー獲得回数12ここでベストアンサー

ポイント40pt

まず、こちらに書店経営者の方が書いておられる「本一冊の利益分類」を引用します。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2242026.html

著者印税 約6%(有名著者の場合契約料も入るのでこの数字は最低とお考え下さい、その分はどこから当てるかと言うと出版社から数字が割かれます)

本装丁及び紙代 約8%

印刷&製本 19%

出版社利益率 33%

取次(問屋)利益率 8%

書店利益率 22%

(合計すると何故か96になりますが・・・)

まず、「著者印税」「出版社利益率」は省けません。

次に、電子書籍ストアも書店とみなされるので、「書店利益率」も省けません。


また、質問に「流通のコストが省ける」とありますが、

「取次(問屋)」という仕組みは電子書籍にも存在しています。

(以下は電子書籍の取次を事業にしている企業の一例です。)

http://www.bitway.co.jp/business/casestudy/index.html

http://www.papy.co.jp/info/index.php?page=/works_ebb.htm

アメリカでは、電子書籍の取次事業をめぐるこんな事件も起きたようです。

http://hon.jp/news/1.0/0/1492/


いわゆる「紙の本」の場合は、本の配送業務も行なっている取次ですが、

紙の本を配送する必要がなくなっても、何故か取次自体はなくならないのです。

よって、「取次(問屋)利益率」も、低くなる可能性はありますが、完全に省くことはできません。


最終的に、コストが省けるのは、残った「本装丁及び紙代」約8%と「印刷&製本」19%、合わせて27%です。


これなら、定価の2~3割引きになるのではないか、と思うところですが、そうではありません。

「電子書籍」を販売する際、その「電子書籍」は、様々なアプリやソフトウェアに対応し、配信できるフォーマットになっていなければなりません。

電子書籍には、電子書籍特有の「装丁」や「製本」の作業があると考えてもいいでしょう。

このためのコストがかかるため、最終的には定価の1~2割引きにしかならないというわけです。

id:garyo

詳しく回答頂きありがとうございます。

http://tekigi.hiho.jp/blog/archives/2010/11/post_1756.html

「電子書籍を出してみたよ!」のように著者が直接電子出版を行った場合は

かなりの中抜きになりそうですね。

紙の書籍の半額~数割で販売するビジネスモデルの所はまだでてないのでしょうか?

2011/01/13 18:10:21
id:tama213 No.2

回答回数486ベストアンサー獲得回数30

ポイント40pt

>電子出版であまり安くならないのはなぜでしょうか?

同程度にしないと、成功する前につぶされる可能性があるから。

同程度の価格なら、紙の書籍に害がないと考える人たちがいるからです。

かなり安ければ、脅威と感じる人たちが増えて・・・。

http://q.hatena.ne.jp/answer

id:garyo

元々のコンテンツフォルダーが書籍で販売しているものを、電子出版化するため、紙媒体の売上が減らないよう値づけをしているのでしょうね。

これは、オンラインでの音楽配信で既に同じようなことが起こっていて、当初自社でも音楽コンテンツを持っていた会社は、コピー防止をガチガチにして、価格もあまり下げずに販売した所、iPodなどの自社コンテンツを持たないメーカーに低価格と比較的緩いコピープロテクト販売で負けてしまった経緯がありますね。

2011/01/14 02:43:13
id:online_p No.3

回答回数1153ベストアンサー獲得回数59

新刊だと早く読みたい人がそれでも買うからです。http://www

id:garyo

2011/01/14 02:44:05
  • id:garyo
    http://japan.cnet.com/news/service/20424857/
    >紙の書籍と比べて1〜2割ほど安い書籍が中心になるという。
    書籍の価格の内、1〜2割が印刷・流通で、著者が印税で数%、残りの7~8割を出版社が取ってるというわけかな?

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