任天堂やSONYなど、メーンプレーヤーの多くは日本の企業です。にもかかわらず、なぜ日本の展示会はE3の影響力に遠く及ばないのでしょうか。
また、(ゲームに限らず)日本の展示会が影響力を持つための施策があれば同時に回答下さい。
日本のゲームは日本国内だけで売れて、それで割と満足している現状があったり、日本のゲームファンで海外モノを楽しんでいる層は薄かったり(言語やローカライズの問題もありますけど)。たとえばDSで、あるいはDSiウェアで、もっと洋物が出てこないと。任天堂ハードでは任天堂だけのゲームが売れてるとは良く言われることですが。
つまり、海外のゲームが日本で売れて、日本のゲームが海外で売れて、そうやって日本も世界ゲーム市場の重要舞台だっていう構造が出来てこないと。
いくらハードメーカーが日本であってもゲームはソフトあっての物ですから。
これは2006年12月の記事で少々古いですが、日本のゲーム産業が世界標準に太刀打ちできていない現状を見事に報告しています。構造的な問題は今でもあまり変わっていないと思いますよ。たとえばヨドバシカメラのDSゲームコーナーで、海外産ゲームをたくさん並べて売っているところ、見たことがないですし。そういうふうに、一般的な小売店でも売り場で海外物を扱って消費者に紹介する動きがもっと活発になってきたら、国内メーカーへの刺激にもなるし、消費者の選択肢も増えるし、だいぶ変わると思うのですが。
日本国内だけでゲーム産業が閉じてしまっている感は、Game Awardのたぐいで日本のゲームがなかなか受賞しないこと、また受賞があってもそれがどれだけすごいことかマスコミで報道されないこと(ビデオゲームに消費者が時間を費やしたら、新聞もテレビも見てくれないだろうという懸念は原因としてあるかも?)も一因です。
たとえば若手ゴルフプレーヤーが世界を席巻していることは報道されるのに、日本の若いゲーム企業が世界を驚かせるゲームを作っても、なかなか世に認められない。これはなぜでしょうね? 映画の金熊賞みたいなことがあっても良いと思うのですが。
あと、日本のゲーム産業に構造的な問題があって、それは制作(開発)した企業と、販売した企業が違う場合が伝統的に多いこと。それでいて著作権(財産権)は契約上は制作社にはなく、販売社にあるというパターンが多い。作った自社でリリースまでできるのは体力がある企業に限られている現状もあるようで。自社レーベルで海外で売れて当たり前みたいなルートがなかなか構築されていない。
それに、ゲーム情報も偏りがある気がします。「ファミ通」っていう歴史あるゲーム雑誌で「クロスレビュー」という新作ゲームを評価するコーナーがあるのですが、ここで高得点を取ること=良いゲーム、みたいな基準めいたものがあまりにも長く続きすぎてしまいました。「ファミ通」の評価基準がいいかどうか、という問題もありますが、ゲームというのは小説や映画みたいに、それこそ何千何万とたくさんの人が楽しむ物なのに、評論の場が醸成されていないことも問題がある気がします。そもそも一雑誌に権威がありすぎていて、その雑誌の意向=日本のゲーム業界の鑑みたいな、そういう形になっていることは否めないのでは。
日本のサッカー選手が最近ぼちぼちと海外で注目されているのには理由があって、それは海外のサッカービジネスの流儀とかルールとかをきちんと受け入れて、それでいて日本の事情を合わせて行けるように努力したからです。もちろん、日本サッカーのレベルアップもありますけれども、いくら良い選手がいても、知られることが無ければオファーも来ませんから。
同じようなことを、日本のゲーム業界としてやっていく必要があるのではないでしょうか。そうすれば、海外のスカウトが日本に視察に来たみたいに、日本のゲームを見に海外のバイヤーさんが展示会に来るようになるかと思います。
……と、3DSの「ゼビウス」をプレイしながら思うのでした。これ、今やってもおもしろいんだけどな(へたくそなので、1分半くらいしかもたないんですけど!)。
長持ちする日本のゲームが海外でももっと知られると良いですね。
長文になりましたがご参考になれば幸いです。
地理的な条件が大きいです。
やはり大きなマーケットのある国からのアクセスの良さが違います。
また、アメリカ自体のゲームや玩具のマーケットも大きいので、その点でも有利です。
日本の場合は、商談の際の使用言語で日本語を使う人が多いというのも難点があります。
大手が海外で新製品を発表せずに必ず日本で発表するようになれば、大きく変ると思います。しかし、展示会の影響力をあげるためだけに、そこまでするかどうか・・・・。
現在任天堂やSONYなどは世界を市場に考えています。そしてアメリカは中でも最大の市場です。
これから日本を市場とした大企業が出れば良いのですが..............
海外にも日本にも日本人を満足させるような日本を市場とした大企業が出てくればいいですね。
日本のゲームは日本国内だけで売れて、それで割と満足している現状があったり、日本のゲームファンで海外モノを楽しんでいる層は薄かったり(言語やローカライズの問題もありますけど)。たとえばDSで、あるいはDSiウェアで、もっと洋物が出てこないと。任天堂ハードでは任天堂だけのゲームが売れてるとは良く言われることですが。
つまり、海外のゲームが日本で売れて、日本のゲームが海外で売れて、そうやって日本も世界ゲーム市場の重要舞台だっていう構造が出来てこないと。
いくらハードメーカーが日本であってもゲームはソフトあっての物ですから。
これは2006年12月の記事で少々古いですが、日本のゲーム産業が世界標準に太刀打ちできていない現状を見事に報告しています。構造的な問題は今でもあまり変わっていないと思いますよ。たとえばヨドバシカメラのDSゲームコーナーで、海外産ゲームをたくさん並べて売っているところ、見たことがないですし。そういうふうに、一般的な小売店でも売り場で海外物を扱って消費者に紹介する動きがもっと活発になってきたら、国内メーカーへの刺激にもなるし、消費者の選択肢も増えるし、だいぶ変わると思うのですが。
日本国内だけでゲーム産業が閉じてしまっている感は、Game Awardのたぐいで日本のゲームがなかなか受賞しないこと、また受賞があってもそれがどれだけすごいことかマスコミで報道されないこと(ビデオゲームに消費者が時間を費やしたら、新聞もテレビも見てくれないだろうという懸念は原因としてあるかも?)も一因です。
たとえば若手ゴルフプレーヤーが世界を席巻していることは報道されるのに、日本の若いゲーム企業が世界を驚かせるゲームを作っても、なかなか世に認められない。これはなぜでしょうね? 映画の金熊賞みたいなことがあっても良いと思うのですが。
あと、日本のゲーム産業に構造的な問題があって、それは制作(開発)した企業と、販売した企業が違う場合が伝統的に多いこと。それでいて著作権(財産権)は契約上は制作社にはなく、販売社にあるというパターンが多い。作った自社でリリースまでできるのは体力がある企業に限られている現状もあるようで。自社レーベルで海外で売れて当たり前みたいなルートがなかなか構築されていない。
それに、ゲーム情報も偏りがある気がします。「ファミ通」っていう歴史あるゲーム雑誌で「クロスレビュー」という新作ゲームを評価するコーナーがあるのですが、ここで高得点を取ること=良いゲーム、みたいな基準めいたものがあまりにも長く続きすぎてしまいました。「ファミ通」の評価基準がいいかどうか、という問題もありますが、ゲームというのは小説や映画みたいに、それこそ何千何万とたくさんの人が楽しむ物なのに、評論の場が醸成されていないことも問題がある気がします。そもそも一雑誌に権威がありすぎていて、その雑誌の意向=日本のゲーム業界の鑑みたいな、そういう形になっていることは否めないのでは。
日本のサッカー選手が最近ぼちぼちと海外で注目されているのには理由があって、それは海外のサッカービジネスの流儀とかルールとかをきちんと受け入れて、それでいて日本の事情を合わせて行けるように努力したからです。もちろん、日本サッカーのレベルアップもありますけれども、いくら良い選手がいても、知られることが無ければオファーも来ませんから。
同じようなことを、日本のゲーム業界としてやっていく必要があるのではないでしょうか。そうすれば、海外のスカウトが日本に視察に来たみたいに、日本のゲームを見に海外のバイヤーさんが展示会に来るようになるかと思います。
……と、3DSの「ゼビウス」をプレイしながら思うのでした。これ、今やってもおもしろいんだけどな(へたくそなので、1分半くらいしかもたないんですけど!)。
長持ちする日本のゲームが海外でももっと知られると良いですね。
長文になりましたがご参考になれば幸いです。
ありがとうございました!
ありがとうございました!