IISのSMTPサーバのスマートホスト設定について。

> 誤った設定（無効なドメイン名）をいれても、エラーなく処理が返ってきています。

そこは、たとえ誤っていても、SMTP サービスとしてメールの受取は正常に処理すると思います。コメント欄に書かれたログで「R 250 2.6.0 <50CD2807F96C9Ftanigawa@aaaa.com> Queued mail for delivery」とあるように、とりあえずサーバ内のキューに入り、そこから改めて転送、という処理になります。なので、スマートホストの指定に無効なドメイン名が指定されていても、キューから取り出して送信しようとした時にエラーが発生する格好になるはずです。

なので、この時点では、

> スマートホストという機能自体がスルーされているような感じです。

本当にスルーされている可能性と、スマートホストに転送しようとしている時にエラーが発生している可能性の両方が考えられます。

...でも、なぜだろう(^^;。2008R2 固有の問題のような気がしてきた。2008 になって、POP サービスが無くなったり、簡易的なメールサーバとして使えなくなっているから、そのへんの関係もあるのかなぁ。

ちょっと試してみたのですが、普通にスマートホストに転送されました。

設定したのは、「配信」タブの「詳細設定」ボタンから「スマートホスト」を IP アドレスで指定し、「アクセス」タブの「中継の制限」ボタンから、127.0.0.0/255.0.0.0 を許可しただけです。

この状態で、「telnet localhost 25」として、SMTP を手打ちして、スマートホストに配送される事を確認しました。

また、スマートホストの設定に、わざと普通のクライアント PC を指定したところ、やはりキューに溜まるだけで、SMTP 手打ちの段階でエラーが発生することはありませんでした。

SMTP サービスが受け付けてキューに溜まっている状態であれば、通常は、C:\inetpub\mailroot\queue にファイルが作られます。ここを確認すれば、

・他に転送しようとして失敗している（キューにファイルがある場合）。
・メールがどこかに転送されたか、あるいは、サーバ内のどこか別な場所に配送された（キューにファイルがない場合）。

という切り分けはできます。

...でも、原因は分かりませんが....