私が思いつくものとしては「千葉工業地帯の製油所火災で『黒い雨』が降る」といったものなのですが、事件事件したものでなくても結構ですが、学校の授業のテーマとして扱える内容という前提でご紹介いただけると。
「○○○」が「△△」した。それは「××」というメディアで広まり、「■■」で否定された(もしくは◎日後に新聞・テレビ報道された。参照できるURLもご紹介願います。
そういう形式でお教えいただけますと。
ず’s - デマの検証サイト一覧
「あれはデマだ」というデマツイートもありますので判定が難しいのですが、↑は、本にも載ったそうなので。
また、上から4番目リンクの情報の海の漂流者さんもデマにはきびしく検証をつづけていく方として定評があります。
もうすこし緩い(検証リンクが必ずしもついてない)ものもありましたが授業にはあまり適していないかもしれません。(検証用ではなく速報用かとおもいます)
ネット上のデマまとめ (jishin_dema)さんはTwitterを使っています
ツイッター・ザ・デマ
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余談ですが、地震ネタではなく食品ネタ風説と常に戦っているサイトさんがあります。
http://www.foocom.net/
(よく、食パンやポテトが腐りにくい。保存料がいれてあるせいだなどというデマがありますが、ここのサイトでは一刀両断ですヤマザキパンはなぜカビないか | FOOCOM.NET し生のジビエ料理なんて紹介しちゃダメ! 週刊文春さん | FOOCOM.NETではデマではないですが危険がある大雑誌を指摘しています)
大新聞・わりときちんとした出版社などでもついやってしまいがちな食品科学の誤りをただしていくサイトです。
LINE関連はいかがでしょうか。中学生ならLINEは身近だと思いますので。
ウソ記事を流すWebサイトに釣られた話
メディアの誤報に関する情報
ありがとうございます。
LINEは中学生には身近なものですか。
twitter(をSNSと言っていいと思いますので)以外のSNSは世代によって使い分けられている、案外狭いところに閉じてしまっているという印象を持っていましたが、LINE関連というフォーカスの充て方は気がつきませんでした。参考になります。
中学生が対象なら、日本語に限定しなくても「英語サイト」でもいいのかもしれないということも発見でした。
例えば、googleトレンドなどで「話題の爆発と収束」をトラッキングするとか、どのように噂が広がり、打ち消されるのかということを「検索」で調べるようなことを想定しています。もちろん、誰かを貶めるとか、糺弾するとか、紛争を拡大するようなことを意図しているのではなく、情報を納得できるまで集め、自分でものごとの判断をできるようになるということが目標なのだと考えております。
ひきつづきアイデアなどありましたらよろしくお願いいたします。
大学で取り上げるならば スマイリーキクチ中傷被害事件 - Wikipediaが事例として非常に優れているのですが、中学校でコンクリ事件関連を扱うのはちょっと抵抗感があります。
そこで思いついた事例は「エマ・ワトソン」死亡疑惑です。
有名人の死亡疑惑というのはソーシャルメディアにおいてかなりポピュラーなタイプのデマ・流言で、ターゲットの知名度の高さからしばしばgoogleトレンドの上位にランクインするほどの拡散力を持ちます。
問題のエマ・ワトソン死亡疑惑というのはこの種の情報の拡散力を悪用して一波乱あった事例です。
ネット上のデマの中にはショッキングな情報を発信して注目を集めた所でフィッシング詐欺やウイルス感染を狙うタイプのものがあるという知識はケーススタディの素材としてなかなか優れているように思います
(フロントエンドとしてのデマ)
ありがとうございます。
大学生を対象としたものは本来の専門分野なので、各自が事例を見つければ良いと思っていたのですが、中学生となると素材選びから吟味しないと取り返しがつかないことになるのではと思っていたところです。
(実際私が授業をするのではなくて、素材をご提供するというようなこともあり、調理の仕方を多少あらっぽくしても食べられるそういうネタでないとと悩んでいたところです)
参考になりました。
東日本大震災が起こり、福岡の原発事故とそれによる放射線物質漏れが問題となった際に醸したものの一つに、「耳なしウサギ」というものがあります。
YouTubeで動画が公開されると、コメント欄やTwitter上にて論争を巻き起こしました。
Twitterで流布した風評風説が、例えば以下のサイトに集められています。
http://matome.naver.jp/odai/2130671980736323601
結局のところ、奇形の原因は放射線被曝による影響ではなく、地震で大きく揺られたことによる母体のストレスだったということだそうです。
http://news.livedoor.com/article/detail/7486375/
ありがとうございます。
中学校の授業でタブレットを使い、メディアについて理解を深めるという時間は50分授業3回ということだそうで、その中で「問題発見」「仮説と検証」「今後への課題」をやるそうでなんとも難しい話だと感じていまして「放射線被曝」の理解、風評の伝播、因果関係、なかなか盛りだくさんの話題で、やはり難しいですね。ただ「耳なしウサギ」ということばが検索・情報収集に効果的な感じがしております。
参考になりました。
中学生向けだったら、明るいのがイイね!
胸に迫るネパール人ビカスさんの言葉「ぼくの ちには みんなの やさしい あい なかれている」
http://rocketnews24.com/2012/10/09/255672/
「ネパール人ビカスさん」が2010年11月に経営する東京・板橋のカレー店「だいすき日本」の経営が思わしくなく、その窮状をTwitterでつぶやいた。それは「Twitter」や「2ちゃんねる」というメディアで広まり、連日客足の途絶えない人気店となった。
そして2012年5月に東京・原宿に二号店をオープンしたのだが、諸事情により閉店。彼の今後を心配する声が相次いだ。
ありがとうございます。
そうなんです。
偽善者と呼ばれる覚悟を持ってでも明るい話がいいと思って探していました。
とても参考になります。
とりあえずこのような論文に、
目を通しておくとよいと思います。
ソーシャルメディアを用いたデマ判定システムの判定精度評価
流言情報クラウド:人間の発信した訂正情報の抽出による流言収集
マイクロブログからの誤情報の発見と集約
デマの実例とその原因などがいくつか書いてあります。
その上で...
www上で風説の流布、誤解形成のメカニズム
匿名コミュニティでの議論の参加者が,自分の意見を確証する形で,コミュニティ内の意見分布を歪めて認知しているということが実証された.
このことは「流言は匿名の場所で流行する」という三上の予測と一致している.
『流言蜚語の飛び交いやすさ』という文言は、ここでは『風評被害の生じやすさ』と読み替えることができる。
すなわち風評被害の生じやすさは、『事柄の重大性と曖昧性の積に比例する』のである
ありがとうございます。
どう中学生(中学1年1学期~2学期)にこの課題を3回で理解してもらうかということで悩んでおりましたが、そもそも自分の浅学を恥じております。
大変勉強になります。
実際タブレットが一人1台あるという環境なので、どう教材に落とすかということを求めておりました(お願いには事例をと書きました通り「試行錯誤による学習」を狙っています)。
もともと授業で先生が話ししたところで5分で話しから脱落する生徒、意識を失う(寝てしまう)そんな状況なのかなとも想定しています。
ともあれ、基本文献を再度あらってみて戦略を立ててみたいと思います。
大変参考になりました。
ありがとうございます。
中学校の授業でということと、どうせなら「いい話」がいいなというのがそもそもお問い合わせした理由だったもので。あと、それらがどのように拡大して収束したかということをシステムを構築した上でそれらを用いた学習をということを狙っているので、もう少しバリエーションが欲しいと考えていました。
ともあれ、参考になりました。
ありがとうございます。
2013/06/14 00:01:36余談も含めてとても参考になります。
中学校の授業でというところで、どういうテーマならいいのか少し悩んでおりました。私自身が授業をするということではなく、素材を提供することを考えていたのですが、とても参考になります。