GoogleやYahooで例えば「焼肉」と検索すると、自分が住んでいる「市」と「区」の焼肉屋のHPやレビューサイトが出てきてしまいます。

ウェブサイトを開くと、そのサイトは接続者の情報をいくつか確認することができます。
そのうちの一つがIPアドレスなのですが、IPアドレスからある程度地域を特定することが可能です。

英語のサイトですが、試しにこちらを開いてみると4つくらいのサイトから情報を集めて表示してくれます。
https://www.iplocation.net/

IPアドレス　国名　都道府県　市区町村
と並んでいますが、都道府県までは割と正確で、市区町村は近所が表示される場合が多いです。
正確な住所までは知られません。が、このようにある程度地域が特定されます。

Googleはその地域情報から近くの検索結果を表示してくれていますので、近所のお店が表示されるわけです。
そのため、別の方が同じキーワードで検索しても全く同じ検索結果が表示されているわけではなく、その方が接続している地域の情報が表示されます。

一般的には特別気にするほどでもないのですが、プライバシーを気にされる場合はVPN等を使い個人情報を隠すことができます。
VPNにはいくつかの役割がありますが、この場合はVPNを経由することでサイトからはVPNの情報しか見れない状態にすることができます。

こうなっているのを　[自分] ⇔ [サイト]

このようにするイメージです　[自分] ⇔ [VPN] ⇔ [サイト]

するとサイト側はVPNの情報しか見れなくなります。

ただ、自分の場所を隠したいだけという理由でVPNを導入するのはコスト的にはあまりメリットが大きいとは思えませんし、無料で似たようなことができるサービスはかえって危険な場合も多く、パソコンの設定だけで何とかできるものでもありませんので、あまり気にしないのが良いのではないかと思います。