何故日本では独自のOSが開発できないのでしょうか?北朝鮮すらも「red star」という独自のOSを開発しています。これを考慮すると単に技術面の問題ではないように思えます。何か日本には事情があるのでしょうか?
日本にも昔独自OSがありました。「日の丸OS」で調べてみましょう。
別にOSの開発に難しいことなんてありません。メリットがないからやらないのです。
国産ではないですが、スマホにもいくつかのOSが出ては消えていきました。何事もつくるだけなら割と簡単で、それを維持、管理し続けていくことの方がよっぽど大変です。
HUAWEIの場合、独自OSに金をかけても中国市場だけで十分にペイできるからできるからやるのであって、どちらかと言えば中国ならではの事情でしょう。
IT産業は投資家や企業の間で繰り広げられる国際競争ですから、現実には技術力だけでOSの選定評価がなされる訳ではなく、資本力に依る圧力や軍事的な優劣の決定力に結びつく性能などが選定評価の中に加えられます。
それは勿論、今、米国中国間の貿易戦争にあるコンピュータ部品の様でも在る様に、日本に限らず世界市場に共通する事情で、日本でも、かつてOS開発の黎明期に世界中の競争が熾烈を極めていた当時、国産TRONを開発する中、日航機123便がTRON開発技術陣17人と共に墜落し、それによって国産開発は一気に減速した歴史があります。
2000年頃から2007年頃にかけて携帯電話のOSを開発していましたが予算が全然足りなかったこととまともに技術のあるエンジニアの数が少なく、また予算も少なかったので無理でした。日本に技術力があるかないかと言われれば、そういう技術を持っている人は少ないですが居ます。しかしその技術力のあるエンジニアは一握りで、従属する大多数のエンジニアの能力は(日本人エンジニアの平均よりははるかに上だったとしても)割と低かったのです。
2006年ごろには日本人の理系大卒より中国人の理系大卒のほうが優秀かつ数が圧倒的に多いという状況になり、トップ層の技術力でも勝ち目はなくなっていました。
ここに2013年度の中国と日本の大卒人気企業ランキングがあります。
http://10rank.blog.fc2.com/blog-entry-260.html
https://www.mynavi.jp/news/2012/03/2013_4.html
中国では優秀な学生はIT企業を志望していますが、日本ではそうではなく、
この理由は日本人が総体として中国と比べてIT技術を軽視していたからにほかなりません。
この状況が10年前から続いているのでいまの中国と日本を比べた場合にはソフトウェア技術力には圧倒的な差がついてしまっているというのが実態でしょう。
あったのですよ。https://ja.wikipedia.org/wiki/TRON%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88
「非関税障壁だ!」というアメリカの圧力で潰されました
https://ja.wikipedia.org/wiki/BTRON#%E9%80%9A%E5%95%86%E5%95%8F%E9%A1%8C
BTRON 通商問題
コメント(1件)
Bトロン
というのがどうなったか
が参考になるかも
ただし組み込み用OSの「トロン」
は生きているけど