質問したいのは、次のことです。
近くに蚊の発生場所があり対策は出来てません。
ただ、周りの雑草は完全に刈り取り除去され、生息は妨げられています。
つまり、発生した蚊は、どこかへ行ってしまう(他のところの草むらへ移動してそこで活動する)
ということでしょうか。
すると、他の人の生活範囲へ、蚊を送り出しているだけだと感じます。
工場が、煤塵を除去することなく、煙突を高くして煤煙を遠くに散らしたり、
排水から有害物を除去することなく、水でうすめて流している
としたら、一応、近隣住民の迷惑は減るとは思います。
「蚊は100~150m程度しか移動できない(らしい)」ので、
遠くの草むらへ到着する前に死ぬことになり、蚊の減少につながる筈である。
だから、他の人達のところへ蚊を送り出していることには繋がらないのだ。
ということでしょうか?
もしも、他の地域に蚊を送り出しているだけならば、あまり感心しない対策のような気がしました。
蚊は産卵する雌が吸血することで栄養を得て繁殖します。
雄は吸血しません。
多人数から吸血することで伝染病をまき散らし、人類を最も多く殺し続けている害虫として君臨しています。
日本では蚊の発生を抑制するために長い年月を掛けて様々な対策が行われ、多くのノウハウが蓄積されてきています。
池の周囲の除草もその一つです。
池の周囲に藪があれば、日陰になる水面が増えて、蚊の幼生であるボウフラの成育を助けます。
従って、周囲の除草は正解です。
拡散の心配は無意味です。
密封するのは不可能で、成虫となった蚊は周囲に餌を求めて飛散します。
発生数の抑制こそが最重要課題です。
蚊の発生を防ぐには池を無くするのが最善ですが、たぶん用水池だと思いますが、農地の灌漑には必要でしょう。
こういった場合、池には鯉などのボウフラを捕食する魚が放流されることが多いようです。
役場の紙には、
蚊は、デング熱やジカウイルス感染症、マラリアなどの危険があるので、子供や高齢者には特に危険である。
だから、個人の自衛手段が大切であるとされていて、
●蚊の居そうなところ(草むら)に近づかない、近づかせない。
●肌を出した服装は控える。肌を出すような服は着せない。
●虫よけスプレーを賢く使う。
と推奨されていました。
自宅については、扉を開きっぱなしせず、また、網戸を使うということが、書かれていました。
更に【蚊の発生場所への対策】も記載されていました。、
自宅の玄関周りや庭や近隣空き地に目を配り、放置された植木鉢や古タイヤや竹の切り株に目配りするようになっていました。
近隣空き地の件は、町内会などで周知して、協力してくださいということでした。
これらは、すべて、住民側が取りうる対策を列挙してあると理解しています。
なお、自宅の所属する町内会の対応としてですが、
>【蚊の発生場所への対策】について、
>自宅の所属する町内会からは、庭やベランダに、
>「植木鉢の皿に溜まった水を放置しないように」
>「空き缶を放置しないように」
などの周知の回覧が毎年行われています。
行政の紙には、住民側が取りうる対策の説明の部分では、ボウフラ発生場所をいくつか写真付きで紹介していましたが(植木鉢の皿、古タイヤ、空き缶、空き瓶、竹の切り株など)、
公道の側溝については何ら触れておらず、残念に思いました。
10円玉などの銅を入れるといいらしいです。
雨水桝に入れるボウフラ対策の銅線なども市販されているようです。
また、銅イオンとボウフラについての研究がありました。ある程度の効果がやはりあるようです。
羽化した蚊は、明るいところをただちに目指すのなら、側溝内(暗渠?)を旅して隣の集水桝へ至り、そこから、外へでるということにはならなそうに思いました。
つまり、明るいところを、どうしても目指さざるを得ないという走光性(走日性)があるだろうという想定です。
そうであれば、最寄りの集水桝の水(汚水)に、銅イオンを発生させれば済むと思いました。
農地と住宅地が混ざっているような地域はともかく、
開発によってできた新興住宅地ですと、
①居住者の庭の池など、、、
②行政が管理する側溝など
がボウフラの生育場所ですね。
前者は、住人自身が蚊の発生には耐えられず対策を打つと思います。
後者について申せば、
孔に対して目の細かいネットを被せるようにすれば、
大幅に解決すると思います。しかし、行政が印刷したペーパーには、
雨水の為の側溝について、一切触れられていませんから、
対策するという発想はなさそうですね。
周囲の町内会などで決議して自治体に陳情すれば池を廃止できる可能性はあります。
最近では管理されていないため池が決壊して死亡者が発生するなど、大雨の対策で廃止された用水池がかなりあります。
決壊事故が起これば行政の責任を問われる場合もあります。
ご助言を有難うございました。
①池の場合、町内会で決議して行政に陳情するということで、
池の廃止につなげることができる可能性がある。
池の件では、蚊の発生だけでなく、
人が転落する危険についても申し述べた方が説得力がありそうですね。
子供の遊び場になり危ないかもしれません。
池が決壊する可能性も挙げればさらに説得力が増すということ、
たしかにその通りだと思いました。
有難うございました。
②側溝の隙間の件は、
(あ)側溝の廃止は出来ない点を考えると、
側溝の隙間(大雨時に雨水を取り入れる為の穴、また、
蓋を持ち上げる為のひっかける為の穴を塞ぐという話は、
行政が対応してくれるか否かは難しいかもしれないですね。
ネットを張れば簡単に済むことだとは思っています。
ただ、子供がいたずらでネットに孔をあけると困ります。
(い)側溝の廃止などは、無理なことを踏まえると、
中に定期的に薬を撒くということを、
行政にお願いするという余地はあるかもしれないですね。
これも、町内会経由がよさそうですね。
大雨が降ると、薬は流れてしまう筈で、効果は限定的ですし、
また、環境への負荷もありますから、
期待薄かもしれないとは思いました。